ポーランドの密かなパワースポット!「ヴロツワフ」で小さな妖精探しの旅
ポーランド西部の町「ヴロツワフ」は、ワルシャワ、クラクフ、ウッチに続くポーランド第4の都市。この町には、会うと誰もが思わず笑顔になるかわいい妖精が住んでいます。元気とパワーをくれる不思議な妖精たちの正体を探ってみましょう!
ヴロツワフってどんな町?
ポーランドの首都ワルシャワから列車で約3時間30分、チェコやポーランドを流れる大河オドラ(オーデル)川沿いの町。1945年まではドイツの一部だった歴史もあり、町にそびえる大聖堂や市庁舎は、どことなく北ドイツの風景に似ており、カラフルな家並みは国境を接するチェコの建築を思わせます。
郊外には世界遺産に登録されている近代建築「百年記念館」があり、さまざまな様式の建造物を楽しむことができるので、建築好きにおすすめのエリアです。
町のそこかしこにいる妖精たち
ヴロツワフの町を歩いていると、約30センチの大きさの小さな妖精の銅像が、ここにもあそこにも!せっせと働いていると思えば、のんびりテレビを見ている妖精も。今や約360体もいるんだとか(2020年現在)。人間味あふれる表情や仕草に、シュールなかわいさがあり、旅人たちを魅了します。
妖精の出没スポットはヴロツワフ観光PRサイトで確認することができます(妖精の説明部分はポーランド語。Google翻訳機能を使って読むことができます)。妖精の名前や特徴を知ると、もっと彼らのことを知りたくなるはず!
■Visit Wroclaw
・URL: https://visitwroclaw.eu/wroclawskie-krasnale
妖精が生まれたきっかけは?
諸説あるそうですが、元々は1980年代、社会主義時代における学生運動のシンボルとして作られ、一旦は町から姿を消したものの、2004年に12体の妖精が作られてからは、毎年少しずつ増え続けています。
なんと、この町では妖精を作りたいと思えば、その土地の所有者に許可を取り、職人や工房に発注すれば、自由に設置することができるそうです。企業のPRなどにも使えそうですし、町おこしにもなる上に、人々を幸せにする、すてきな試みですよね!
文: 地球の歩き方編集部 福井由香里
写真: ©iStock
※当記事は、2021年6月18日現在のものです
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2021年6月18日現在、観光目的の海外渡航は難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
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旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。
筆者
地球の歩き方書籍編集部
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。
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