ここ最近のニューヨーク

公開日 : 2006年08月12日
最終更新 :

最近何かとニューヨークでの出来事が気になる、これから観光に行くのだけどちょっと不安、という方のために。

1)暑さ

先日、NYの猛暑が話題となっていたが確かに暑かった。気温はカ氏100度を越え、クーラーのない人(私もそうだが)は数日寝苦しい思いをするはめに。しかしそれも2,3日で終わり、今では夕方ともなるとちょっと冷え込むくらい。むしろ例年よりは過ごしやすのではないかと思う。例年のうだるような暑さでは、帰宅したものの家にもいられず冷房の効いたスタバに駆け込んだものだ。今年はそのようなことがない。猛暑の注意報では、暑さのため体の具合が悪くなる恐れより、むしろ2年前の悪夢の大停電が、またマンハッタンを襲うのではという心配がニューヨークを駆け巡り、各ビルではエレベーター、照明、エスカレータの電力消費をおさえるのに懸命だったようだ。暑くなる=停電に備え、水や懐中電灯、キャンドルを準備することのほうが先決。実際、この夏、マンハッタンに隣接するクイーンスのアストリアやスタテン島では、一部で停電が続き、1週間も電力のない状態が続いていた地区もあったようだ。停電になったり、猛暑になったりすると、街中では無料で水やアイスコーヒーが配られたりもする。助け合いの精神はアメリカならではのものかもしれない。

2)ロンドンでのテロ未遂

再び米系の飛行機が対象となっていたようで、こちらも神経を尖らせている。ローカルな空港はそうでもないが、JFK、LAXとりわけ「世界一離発着が多い」といわれているシカゴのオヘア空港は2,3日はかなり混乱していたようだ。セキュリティのチェックに列をなし飛行機のダイヤは乱れ、乗り換え地点で次の飛行機に乗り遅れるということがかなりあったようだ。またパイロットの疲労が原因での遅延、あるいはフライトのキャンセルも続出。今では徐々に回復しているようだが、当面、セキュリティーチェックが厳しくなることは頭にいれておきたい。米国国内線でも一切、液体、ジェル、練り状ものの機内持ち込みは禁止されている。たとえば、歯磨き粉、ハンドクリーム、コンタクトレンズの液などは一切持ち込み禁止。また、ゲート近くの売店で買ったドリンクはたとえ水でも機内には持ち込めず、搭乗前に飲み干さなければならない。国際線ではパソコンなどの機器の機内持ち込みも禁止しているようだが、詳細は、乗る予定の航空会社のサイトをチェックしてみることをお勧めする。

NYの街中はこのテロ騒動のために、ポリスや機動隊員が増え、ビルのセキュリティーが厳しくなったかというとそうでもない。普段と変わらず、金曜日ともなればどこのパブも人の山。ビールを片手に談笑しているニューヨーカーたち。いちいち気にしていたら人生楽しめない? 9日より911の悲劇を描いた映画「ワールドトレードセンター」が封切となった。

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