そこのけそこのけ、お馬が通る
ロンドンの警察官は、なぜか時々、お馬さんに乗って移動します。もちろん、緊急時はサイレンをウーウー鳴らしてパトカーやバイクを走らせるのですが、いわゆるパトロールとなると馬に乗って移動している警察官が結構多くいるのです。
特に王室行事や、サッカーやラグビーのイングランド代表戦といった大観衆を集めるスポーツの試合では、この乗馬警官の数がグンと増えます。一説によると、馬に乗ると見晴らしの良い位置からの監視が可能になるというのが大きなポイントなのだとか。
ちなみにこういった馬たちは通常、一般道路を歩きます。だから、車線や信号にも従わなければなりません。
当然、道には馬糞もいっぱい。相当臭いのですが、特に誰も気にとめていない感じです。ロンドン中心のあれだけ混雑した道を悠然と歩いていく馬たちは、なかなか威厳そしてユーモアに満ち溢れた光景の一部となっています。
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