パリで犯罪に会う確率がぐっと減る方法
パリは日本の都市部と比べて治安が良いとは言えませんが、最低限の注意を払っていれば、特に危険な街でもありません。今回はパリで犯罪に巻き込まれないための、ちょっとしたコツを書きます。
普段、地下鉄などに乗っていても(欧州系の人でも)観光客は目立っています。アジア系のなら、なおさらです。その原因の一つが明らかに旅行者の装いで、手にはガイドブックを手にしていること。
これらは仕方ないのですが、例えば観光案内所などでもらえる1枚の地図や、地元の人も使う『Paris pratique par arrondissement』などの地図に、出かける前ホテルで行きたい場所を書き込み、お目当ての場所に着くまでガイドブックはしまっておくと、ずっと身なりはシンプルになります。
バッグは口がきちんと閉まるものを持つこともはもちろんですが、観光客はどうしても歩く早さが落ちがちです。スピードを少しだけ上げるだけでも、スリなどに目をつけられる確率は減ります。
暮らしている人にとっても多いのがアイフォンの盗難。街中で盗られる場合もありますが、列車内で使っているところをチェックされ、扉が閉まる直前に背後などから奪われる被害も多いです。
ATMを使う時は、1人の場合は十分に周囲に気を配るのはもちろん、2人以上いる時は他の人が現金を下ろす人と、背中合わせになるような配置で周りに気を配りましょう。ATMに限らずお店でのクレジットカードなど、暗証番号を打つ際は片手でキーを隠しましょう。
夜遅い時間帯の地下鉄も、日本で言われているほど危険ではありませんが(在仏日本人女性も普通に使っています)、慣れていない場所なので、気を配ることは忘れずにしてください。またパリ市内北東部(18区〜20区など)は、治安が他の場所よりも悪いです。これら地域を訪れる時は、一層注意しましょう。
ちょっとした心がけで犯罪に会う確立はぐっと減り、楽しいパリ滞在になると思います。
(7月お題"旅行する前に知っておいた方が良いこと")
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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