太陽の国トルコ
ロシア人のママ友が、2月はじめのソメスター(学校の前期と後期を隔てる学期間休み)に子供をつれて里帰りしてきたらしい。本当はお正月に帰りたかったらしいけど、トルコ人のだんなに却下されていたから、念願かなってというところか。
で、子供に母国を見せようと観光名所も連れまわしたらしいのだが、ロシアではトルコ観光局の誘致キャンペーンがすごいらしい。(ちなみにトルコでは今、韓国の誘致キャンペーンが結構熱心である。親友都市ソウルとか言うキャッチで)話を聞いたうちの息子もやたら絵葉書のクレムリンに興味を持っちゃって大変。うーん、絵葉書の中のロシアはおとぎの国。あこがれるのもわからないではない。とにかく日本よりは近いし私もいつかは行ってみたいと思っていたので「いつがベストシーズンなの?」とその友人に聞くが、「天候しだいよ、ちっともわかりゃしない」。
まあ、ともかくロシアでは今、ボリショイ劇場を覆うかのごとく、トルコの遺跡壁画の巨大なポスターが張ってあって、せっかっく帰ってきたのに・・・と彼女はちょっと複雑だったらしい。その話の中で、トルコといえば「光と海じゃない?」とポロッと彼女が言ったのでびっくり。ロシアではトルコは、まるでスペインかギリシャかというリゾートイメージで売っているらしい。確かにそうなのだ、特にヨーロッパからは夏には地中海都市へのダイレクト便がたくさん飛んでいるし、日本人にとっての東南アジアリゾートみたいなノリで行くデスティネーションなのだ、彼女たちにとっては。トルコ観光局のロシアでのキャンペーンもやっぱりその路線らしく、日本で昔あったトルコキャンペーンでの「エキゾチックを着たヨーロッパ」的コンセプトは皆無らしい。観光局のキャンペーンなんてどこの国でも画一的なものかと思っていたから、私にとってはちょっと意外だった。
でも日本人にとっては、もっと身近にたくさんビーチリゾートはあるわけだから、やっぱり一番の魅力は重厚な歴史じゃない?と私は思う。でも人によるんだよね、そんなこと。この国は本当にいろんな顔を持っているのだ、と改めて実感。
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