北京五輪に選手大量送出、エスポルテ・クルーベ・ピニェイロス
今週末の8月8日に開幕する2008年北京オリンピック。
普段はサッカー一辺倒のブラジルでも、4年に1度のこの時ばかりは、陸上や水泳、柔道、体操、バレーボールなどの競技にも注目が集まります。
サンパウロ市の『エスポルテ・クルーベ・ピニェイロス(Esporte Clube Pinheiros)』は108年の歴史を誇るスポーツクラブ(写真、ECP提供)。
17万平方メートルの広大な敷地を有し、テニスコート24面、プール6つ、体育館7つ、運動場8つ、サッカー場3面という規模は南米最大とのこと。
実は同クラブ、北京五輪へ選手団40人を送り出した名門で、2003年W杯の床種目で優勝したダイアネ・ドス・サントス(Daiane Gárcia dos Santos=体操)、2004年アテネ五輪で銅メダルを獲得したレアンドロ・ギリェイロ(Leandro Guilheiro=柔道)、シドニー、アテネに続き3度目の五輪出場を果たす日系人のマリアナ・オハタ(Mariana Ohata=トライアスロン)ら有名選手が名を連ねています。
クラブの会員数は36000人。
ここでトレーニングを行っているトップアスリートは2452人にも上ります。
スポーツ奨励への投資額は年間R$19ミリオン(約13億1千万円、R$1=69円)。
これまで同クラブから五輪で活躍した選手に、モントリアル銅メダリストのジョアン・カルロス・デ・オリヴェイラ(João Carlos de Oliveira=陸上・三段跳び)、バルセロナ銀とシドニー銀・銅のグスタヴォ・ボルジェス(Gustavo Borges=水泳)、ロサンジェルス銀のダグラス・ヴィエイラ(Douglas Vieira=柔道)、ローマ銅のマヌエル・ドス・サントス(Manuel dos Santos=水泳)がいます。
というわけで、さて、今年の北京はどうなるでしょう?
ブラジル代表選手たちの活躍を心の底から期待しています。
[取材協力]
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