カーニバルの過ごし方
今日2月20日はカーニバルの日―――。
カーニバルといえば、裸体に近い衣裳の美女たちが、腰を小刻みに振って官能的に踊り迫る印象が強いですね。
昔むかし、宗主国ポルトガルで開かれていた謝肉祭に由来し、お互いに水や卵、小麦粉などをかけあって大騒ぎするものだったこと。
その後、ブラジルでは、奴隷としてやってきた黒人文化とミックスし、現在のサンバをベースとしたお祭りになったという話は有名です。
ブラジルは今年、多くの行政、企業、学校が2月17日から21日までの5日間、カーニバル休暇に入ります。
この期間、サンパウロで、サンバが好きで好きで仕方がない人たちは、Anhembi(アニェンビー)のカーニバル会場へ行きます。
観客席で飲み明かすもよし、実際にサンバ・スクールの一員として隊列に加わり、玉の汗をかきながら歌い踊るもよし。
そして、サンバにそれほど興味を持たない人たちは小旅行に出かけたり、自宅でゆっくりと体を休めます。
いずれにしても、カーニバルはストレス発散にもってこいです。
さて、かくいう私は今年、「自宅でゆっくり過ごす」という選択肢をとりました。
ブラジルは、大らかでゆったりとしたラテンの国というイメージがあります。
でも、特にサンパウロは、ビジネス都市として毎日が目まぐるしく過ぎ去っていくのです。
泳ぐ時に息継ぎが必要なように、たまには、ゆっくりと家族と過ごす時間があってもいいのではないでしょうか。
ちなみに、写真は先日、友だち夫妻に連れて行ってもらった、Ensaio Técnico(エンサイオ・テクニコ)というカーニバルの練習会の模様です。
来年、いや、再来年でも・・・・・・。
いつかは、きらびやかな衣裳を着て、カーニバル会場を練り歩いてみたいものです。
[追記]
2007年カーニバルの優勝チームは―――サンパウロ:Mocidade Alegre(モシダーデ・アレグレ)
リオ:Beija-Flor(ベイジャ・フロール)
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