(安全情報)「セントラル占拠」について その2
以前、「占領中環 Occupy Central」について書き、その後、日本でも報道されましたがデモ隊に香港警察が催涙弾を打つという事態にまで発展しました。そして10月3日に親中派とマフィアらしき集団がデモ隊を襲撃するという事件が起こりました。
デモの名前はセントラルですが、実際にはその隣町の政府庁舎がある金鐘(Admiralty)で行われています。催涙弾後は、湾仔(Wanchai)、銅鑼湾(Causeway Bay、旺角(Mong Kok)にデモが拡大しています。観光の中心部ばかりということで「占領繁華街」の様相を呈しています。
交通機関ですが、バスが使えなくなったり、ルートの変更が行われています。幸いなことに地下鉄は平常通りに運行しているので、主要な観光地にはほぼ間違いなくたどり着けます。お店が閉店しているとの話ですが、とおり沿いの店は閉めているところが多いですが、裏一本はいると通常営業になっています。例えば、旺角では、弥敦道(Nathan Road)と(Argyle Street)との交差点が事件の舞台ですが、そこにはこれといった観光客向けのお店は多くありません。同地の観光の目玉である女人街はそこから道路2本東側にあり、そこにはデモ隊はおらずいつもの光景が広がっています。
ですので、観光はほぼ希望通りにできるはずです。それどころかデモの影響で人が減っており、人が少なくて買い物が楽かも知れません。改めてお伝えしたいのは、観光の鉄則ですが「絶対にデモの現場には近づかない」ことです。身の安全を第一に考えて行動してもらえれば、買い物も、足つぼマッサージも、中華料理も堪能できます。
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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