天安門事件追悼集会in香港
日本でもニュースで取り上げていますが、6月4日は天安事件の日でした。香港では発生した日を使い「六・四」を称されることが多いです。天安門事件についてはたくさんの報道がされているので、中身については省略しますが、香港は毎年、追悼集会が開かれています。
中国では天安門事件に関してインターネットで調べても検索できませんし、報道もほとんどされませんし、追悼や集会はもちろん無理。香港は1国2制度を採用しているので、この事件に関して自由に活動することが出来ます。
今回の集会は突然、大雨が降るなか主催者の発表では15万人が集まったそうです。警察の発表では5万4000人。どちらが正しい数字なのかという話は別の機会にしたいと思いますが、最低でも5万4000人ということになるで東京ドームが一杯になるような数字ですから関心の高さがあると思います。
集会は雨のため予定より早く終了
集会は、天安門事件について語り、キャンドルに火を灯して事件で亡くなった人の追悼などをしたりします。ろうそくに火がついた光景は壮観なものがあるですが、今年は雨だったので遠くからみると傘ばかり。しかし結果的にいろいろな色の傘がさされたので結果的、こちらも壮観な眺めでした。
24年前の出来事ですが、こういうのを風化させず集会を毎年行う香港人。逆に言えばこの集会がなくなったときは中国が民主化しているということなのでしょう。
集会の様子を伝える新聞
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。