アマゾンの中のホテル*Hotel La Cantera
ずっと昔、私がまだ中学生だった頃、
地理の教科書で目にしたアマゾンの写真。
世界最大面積を誇る熱帯雨林・アマゾンは、
二酸化炭素を吸収する量が多いため、「地球の肺」とも呼ばれています。
そのアマゾンに、今、私はいるんだわ!
妙な感動がこみ上げてくるのは、
宿泊したホテル【Hotel La Cantera】が、
まさにアマゾンのジャングルの中にあるからです。
▲広がる熱帯雨林の端っこに位置するホテルです。
▲ロッジまで続く遊歩道。
イグアス国立公園のような雰囲気ですが、もちろんホテルの敷地内です。
夜はこの遊歩道の周りを、無数のホタルが舞っていました。
フロントのある母屋からそれぞれのロッジまで、
木々の香りを胸いっぱいに吸い込みながら遊歩道を歩きます。
亜熱帯・沖縄生まれの私にとって、
高温多湿のジャングルの中は、なんだかとっても落ち着くのです。
▲部屋の窓からも、ジャングルの木々が見えます。よく眠れそう!
▲ガラス張りの浴室は広々として使いやすかったです。
ジャングル側の部屋は、
他の部屋より100ペソほどお値段が上がりますが、
部屋から木々を眺めたかったので
ジャングル側にしてもらいました。
郊外のホテルに宿泊すると、夕食をとるために
市内へ出なくてはならないのが面倒です。
でも、オープンしてわずか3カ月のこのホテル、
ただいまプロモーション中で
1泊につき2食(朝食・夕食)付き!
▲お食事もワインも、どれも美味しくいただきました。
▲夕食の間、ギター片手に歌ってくれるおじさん2人組。
タンゴ曲やフォルクローレまで、たっぷり堪能しました。
▲支配人のRamiroさん。
このホテルのアットホームな雰囲気、従業員の心配りは
他の宿泊客も絶賛していました。
もちろん、プールもあります♪
部屋の鍵には、グアラニー族が彫った木製ホルダーが付いていました。可愛い♪
旅行2日目の朝。
朝食をとるために母屋のレストランへ。
熱帯のフルーツが中心でとても美味しかったです。
▲生ハムなどもあるので、ガッツリ食べたい人でも大満足の朝食。
迎えのレミースが来るまで、
ホテルの敷地内を散歩することにしました。
敷地内といっても、ここはジャングルの中!
ちょっとした冒険気分で出かけます。
▲映画『大脱走』でおなじみ、
♪大脱走のマーチ♪を口ずさみながらジャングルを行進!
どうでもいいけど、エルバー・バースタインが作曲したこの曲、
本当はラブ・ソングなんですって。
▲「隊長!アリの巣を発見しました!」「でかした!」
▲さらにジャングルの奥へ!しつこいようですが
これ、ホテルの敷地内です。
これほど育つまでに、一体どれほどの月日が流れたのでしょう。
熱帯雨林は、1967年頃と比較しておよそ20%消失しています。
アマゾンの森林伐採も年々深刻化しており、
WWFは、2030年までに最大で
60%のアマゾンの熱帯雨林が破壊され、
この影響で二酸化炭素の排出量が
555億トンから969億トンにまで増える可能性がある、
と報告しています。
「地球の肺」と呼ばれる、アマゾンの熱帯雨林。
このジャングルが深刻な肺炎になってしまう前に、
私たちに出来ることから始めていかなくては。
でも、一体私に何が出来るんだろう・・・・・。
そんな複雑な思いで、大木に触れてみました。
手の平に、木の息吹が感じられるようです。
*ホテル情報*
【Hotel La Cantera】
3棟のロッジには、それぞれ8部屋あります。
つまり、2009年11月現在、24つの部屋しかありません。
少人数の宿泊客で広々とした敷地を使用するこの開放感は格別!
でも、今後80部屋前後まで増やす予定とのこと。
■遊歩道側の部屋
(シングル)/110USD (ダブル)/145USD
■ジャングル側の部屋
(シングル)/155USD (ダブル)/175USD
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