ムンクのライバル、彫刻家ヴィーゲランとの展覧会 ムンクの「彫刻」作品も初公開
10月3日より、ムンク美術館で新しい展覧会「ヴィーゲラン+ムンク」が開催中。ノルウェーを代表する芸術家の2人は、これまでライバルとしても語られることが多かった。その巨匠たちの類似する作品を陳列させ、見るものは比較・検証をしながら、ノルウェーの芸術の世界観を楽しむことができる。
写真1枚目
Gustav Vigeland, Fear (1892), bronze. Photo @ Vigeland Museum
Edvard Munch, The Scream (1895), litograph. Photo @ Munch Museum
オスロで人気のある観光スポット「ヴィーゲラン彫刻公園」(別名フログネル公園)は、彫刻家グスタフ・ヴィーゲランの作品が多数展示されていることでも知られている。裸で不思議なポーズをしている人間の像は、記念撮影スポットとしても大人気。
実は、ノーベル平和賞のメダルのデザインを手がけたのも、ヴィーゲランである。
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一般公開が初となるヴィーゲラン作品も多い。同時に、絵画以外に、貴重なムンクの彫刻作品も展示されている。
人気の『叫び』は白黒のリトグラフが展示されており、ヴィーゲランの彫刻『恐怖』(ノルウェー語:Redsel、 英語:Fear、1892年)と比較してみてほしい。カラフルな『叫び』を見たい方は、国立美術館で鑑賞可能。
筆者のおすすめとして、最後の展示室にあるヴィーゲランの『地獄』も見ごたえがある。
ヴィーゲラン+ムンク 神話の裏で VIGELAND + MUNCH. BAK MYTENE
2015年10月3日~2016年1月16日
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