ノルウェーでフィヨルドに飛び込むのが流行っている!? 動画はフェイスブックにアップ!

公開日 : 2014年05月14日
最終更新 :
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 今ノルウェーでは、とあることがSNSフェイスブックで大流行しています。それはフィヨルドに飛び込んだ瞬間の動画をフェイスブックにアップすること。写真で飛び込んでいる人物はノルウェー北部、オーロラの町トロムソに住むラモ―ナ・ペーデルセンさん。5月といってもまだまだ寒いので、震えながらフィヨルドにジャンプしました!

(C) Ramona Bernt Pedersen

飛び込んだら動画をフェイスブックにアップ!

 大体のルールは、普段着のままフィヨルドに飛び込み、スマートフォンなどでその様子を録画、You Tubeなどではなく、フェイスブックに直接アップします。飛び込む前に、知り合いを数人指名し、「24時間以内にあなたたちも飛びこんでね、飛び込まなかったら私にワインを1本買ってちょうだい!」と宣言し、フェイスブックではアップした動画とともに、その友人たちの名前もタグ。

「次に飛び込むのはあなた!」友人を指名

 指名相手が飛び込まなかったときの条件は自由です。企業や団体の役員もこの流行を後追いしており、とある団体は「飛び込まなくてもいいので、その代わり皆さんは私達のこの動画ポストに"いいね!"を押してください。そのクリック数だけ、慈善団体に私達がお金を寄付します」という手法で、企業のブランドイメージをアップさせるようなPR手法も実施しています。

ノルウェー北部で流行がスタート

 この流行はイースター(復活祭)の連休頃からノルウェー北部で広がり始めました。メディアが報道したことから現在はトレンドが全国に拡大。一般市民だけではなく、政治家、ジャーナリスト、企業も面白がって参加するほどの人気ぶり。その勢いは今もとどまる気配がありません。

続々とフィヨルドに飛び込むノルウェー人

 フィヨルドはノルウェー人にとっては身近な湖や川のようなものなので、至るところにあります。夏になると海水浴のように飛び込んで泳ぐ人は毎年いますが、今年のように「私が今から飛び込むから、あなたもやってね!」と芋づる式で人々を巻き込むという傾向は初。フェイスブックで堂々と指名されると友人たちも断りにくいものです。私の友人たちもすでに何人か飛び込んでおり、フェイスブックで動画がアップされています。

花嫁をフィヨルドに落とす花婿

 この流行は、北大西洋にあるフェロー諸島が発端となり、ノルウェー北部、そして全国へと広まったのではともいわれています。ノルウェーのNRKの報道によると、フェロー諸島の住民の半分がもうフィヨルドに飛び込んでいるとか!? 自転車をこぎながらそのままフィヨルドに飛び込んだり、花婿が花嫁をフィヨルドに投げ入れたり、注目を集めやすいように仮装をして飛び込む人もいます。

飛び込むのは自己責任

 海水はまだまだ冷たいので、危ないのではと心配する人も。フィヨルドに飛び込むことは国内で禁止されてはいないので、「自己責任」となります。北部トロムソではこの流行が特に拡大しており、地元警察が「身体に不調を抱えている場合や泥酔状態では飛び込まないように。一人ではなく、必ず誰かが近くにいる環境で」と注意を促しています。

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