オスロ市内の様子(オスロ中央駅・大聖堂周辺)

公開日 : 2011年07月31日
最終更新 :
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 現在、筆者が読者の方々から一番多く頂戴している問い合わせ内容だ。7月22日に起きた悲しい連続テロ事件は、今「7.22」とメディアでは表現されている。事件から既に約1週間経った。今回は7月29日の市内の様子を写真でお伝えしたいと思う。

 筆者個人の印象を述べると、市内は以前のように機能しており、観光客の姿も多い。ただ、大きく違う点は、「オスロがバラであふれている」ことだろう。犠牲になった方々を弔うために、人々は大聖堂以外の場所にもバラなどの花をたむけている。

写真:カール・ヨハン通り。大道芸人と通行客で賑わっている。

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 オスロ中央駅前にあるトラの像。旅行中に目にした方も多いだろう。今、トラはバラで飾られている。ここ数日は快晴に恵まれたためバラは枯れてきたが、それでも花をたむける人は後を絶たない。

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 爆発の影響で、ショッピングセンターのグラス・マガジン(Glas Magasinet)周辺の通りの建物では窓ガラスが割れた。ノルウェー放送局(電子版)によると、約1000店舗の店が爆風で窓ガラスが割れるなどの被害をうけたという。

 写真は普段は買い物客で賑わうアパレルショップのGina Tricot。現在、窓ガラスなどを修理中だ。しかし、オスロ市内のほとんどの店は既に修復されたとみていいだろう。

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 テロ事件の影響は、ほかにも及んでいる。ヴェルデンスガング紙(電子版)などの報道によると、CDやゲームなどの商品販売をするCoop NorgeとPlatekompanietでは、ブレイビク容疑者が使用していたとされるゲームの«World of Warcraft»や«Call of Duty»を、犠牲者の家族の心情などを考慮して一時的に店の棚から取り払っている。

大聖堂前に大量の花

 オスロ大聖堂前の花は増える一方だ。大聖堂からすぐ側のバス停「Stortorvet」が大量の花の中に埋もれている。

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 また、筆者の印象では、テロが起きてから市内を見回る警察官やセキュリティの人の姿を以前より見かけるようになった。

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 国会議事堂の門の前にも多くの花がたむけられている。門の前で、花をじっと見つめながら立っている人が多い。

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 写真はノルウェーの国旗と、「ラブ・オスロ」、「ラブ・ウトヤ島」と書かれたメッセージ。

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メディア関連報道

ノルウェー放送局(電子版) 1000 butikker er skadet av bomben

動画「テロ事件から1週間後のオスロ大聖堂前」

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