素敵なアートでいっぱいのT3・マッキャラン空港新ターミナル
マッキャラン空港・新ターミナルのお話をもう少しだけ。
広くて明るい新ターミナル・T3は、実は素敵なアートがそこここにちりばめられているんですよ。
そんなアートをいくつかご紹介しましょう。
"Desert Sunrise"
国際線到着ロビーで見られる、彫刻家のTalley Fisher氏による作品。
天井から吊られてゆらゆらしているのは、一面に細かい穴があいたアルミニウムで形づくられた雲たち。
金色からオレンジ、そして薄い茶色から濃い赤。
壁一面の窓は東向き、そして窓から差し込む光がこの雲を照らすことになるわけなので、
きっと、山の頂で朝日を見ているようなそんな光景をイメージできるかもしれません。
こちらは、在ラスベガスのガラスアーティストのお二人Barbara Domsky氏と Larry
Domsky氏の作品。
"Cloud 9"
ラスベガスの空に集まっていろいろな形をつくる雲の姿。
ちなみに"Cloud 9" というのは、「すごくハッピーな状態」っていう意味でもあります。
"Sunset Mirage"
これは美しいサンセットが表現されたもの。
どちらもガラス管を使って作られた、ここラスベガスの美しい空からインスパイアーされた作品です。
そしてこちら。ゲート階のセキュリティチェックポイントをぬけところに広がるこの作品。
飛行機の形?
これはStu Schechter氏による"Mirare"。
天井から吊られているのはそれぞれ2つの飛行機の形。
ひとつはまるでゴーストのような、形のはっきりしない飛行機。
もうひとつは形のはっきりした飛行機。
よーく見ると、どちらも小さな蝶のクラフトでで形づくられているのがわかります。
ゴーストのような飛行機の方は、ネバダ州でみつけられる本物の蝶の写真から作られた蝶が集まっていて、
もうひとつの方は、マッキャラン空港で発着している飛行機のテールカラーで作られた蝶で形づくられています。
見覚えのあるエアラインのマーク、ありますよね?
この二つの機体(?)は、約3,000の蝶と2,400のステンレスワイヤーでできあがっていまして、
人類と蝶の移動本能を対比させて作られた作品なんだそうです。
これ、とっても気に入りました。すごく素敵なコンセプトではないですか?
ターミナル内にはこれらの作品のほかにも、ラスベガスらしい、心なごむ作品がいくつもたたずんでいます。
空港って、到着した時はちょっとした興奮状態だし、出発の時にはフライトに遅れないようにって緊張していることが多いので、
周りを眺める時間もとれないことが多いと思いますが、この次もしラスベガスでT3を利用する時には、
ぜひ、少しゆっくりと天井とか壁とかに目を向けてみて下さいね。
T3ならではのアートが素敵な旅の記憶になることでしょう。
■これまでの関連エントリー
○マッキャラン空港新ターミナル・T3 のオープンハウス [ Jun. 2012 ]
○ラスベガスの新しい顔・マッキャラン国際空港新ターミナル・T3 [ May. 2012]
○2012年期待の星・マッキャラン空港ターミナル3 [ Jan. 2012]
○オープンまで8ヶ月 - ラスベガス・マッキャラン空港の新しいターミナル [ Oct. 2011]
○がんばれ。ラスベガス・マッキャラン空港 [ Jun. 2010]
○ラスベガスに降り立つ飛行機たち [ Feb. 2010]
筆者
アメリカ・ネバダ州特派員
石川 葉子
ラスベガスに来て20年ちょっと。ローカルツアーオペレーター出身のフリーランスライターです。
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