ラオス北端ポンサリー④絶品カオソーイ
ラオス北部はカオソーイの店がたくさんあります。コメの麺に肉みそと香菜を載せて汁をかけた、いわばジャージャー麺みたいなウドンです。店によって麺も肉みそも汁もまるで違うので、北部の10か所ほどでカオソーイの食べ比べを楽しみました。
その結果、ベストワンはポンサリーのカオソーイ、それもタラート裏75番地のおばさんがやっているカオソーイでした。写真ではその出汁のふくよかな香りと舌触りのまろやかさとを伝えられないのが残念です。
太麺、細麺、極細麺など店によって麺もさまざまですが、この店ではゆでた米粉を平たく伸して、それを包丁で刻みます。いわば手延べウドンです。ほかの客の食べているのを見ると、人気の麺は名古屋のきしめん風幅広麺です。註文に応じて太さは加減しているようです。
これに味付けした肉みそや肉の千切りを載せ、秘伝のあつあつ汁をかけるのです。各自で好きなだけクレソンやミントなどの香草をたっぷり加えていただきます。
腰があるのに舌触りはツルッとした麺、サクサクとした醤油風味の細切り肉、牛ガラでに詰めたコクのある汁、なんと素晴らしいウドンでしょう。
この店はポンサリーの大きなタラートの裏にあります。ちょうど写真の奥あたりです。
5軒、並んでやっていますが、絶品の店は客で混んでいるのですぐわかります。私が行ったのは朝の7時でしたが、待っている人もいるくらいで、きっと「客の並ぶカオソーイ店」としてポンサリーでも有名なのでしょう。
翌日(月曜日)にも行ってみました。残念がら5軒のうち、この75番地の店だけは休みでした。仕方がないので、隣の店に入ってみましたが、まるでダメ。
次の日は朝早く舟でムアンクアへ出発です。つまりもうこの店で絶品のカオソーイを食べる機会はないかもしれない、そう思うと涙が出てきそうでした。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。