クイーンズ大学の映画館 QFT
映画ファンにとってうれしいのは、こちらでは、日本に比べて、ずっと安い料金で、ハリウッド系や英国系の最新作が見られることです。
各映画館は、週に1日、割引日を設けていますが、その日は、朝から晩まで、誰でも3ポンドで映画が見られます。日本円にして500円程度です。
先日、友人が話題作のBlack Swanを火曜日に見に行こうとしましたが、チケットは完売だったそう。
もっぱら私が映画を見に行くのは、クイーンズ大学系の映画館です。QFT(クイーンズ・フィルム・シアター)という名前で、いわゆるミニシアター。客席数200と、80程度の部屋が2つあるだけです。
ここでは、新作だけでなく、色々なテーマで選ばれた映画も上映されます。
今週は、日本の国際交流基金の協力で、日本映画が4作上映されています。
本木雅弘主演の「中国の鳥人」、監督と主演女優の電撃結婚でも話題になった「川の底からこんにちは」、などです。
同基金による日本映画の紹介は、毎年、この時期に行われますが、残念なのは、上映が1回だけということ。その日を逃すと、見ることができません。
日本映画は、通常、このようにテーマを設けた映画祭などの機会に上映されるのが普通です。
ところが、おそらくはじめてだと思いますが、日本映画2作品が新作として、来月QFTで上映されることがわかりました。
その2作品は、村上春樹原作の「ノルウェイの森」と、松たか子主演の「告白」。それぞれ4日間、上映されるので、ぜひ観に行こうと、今から楽しみにしている人も多いようです。
上映は毎日、夜に2回だけ。昼間は閉まっています。
クイーンズ大学のメインキャンパスのすぐ隣にあり、テラスハウスの中の2ブロックを改造した、ミニシアター。知らないと見過ごしてしまいます。
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