アバヤ娘に話しかけられた!

公開日 : 2012年02月06日
最終更新 :
筆者 : 口井 京

以前にご紹介しましたが、ここドバイの住民のうち、地元民はわずか全体の10パーセントちょっと。

85パーセントは外国人です。

そのため、わたしなんかなかなか地元の人と接する機会がありません。

おそらく、観光で来られる多くの日本人旅行者の方々も黒いアバヤ姿の女性や白装束の男性を見かけることはあっても実際には「?」なイメージのまま帰られることと思います。

残念なことに、一部の方は文化の差か、コミュニケーションの壁のせいか、はたまた単に感じの悪い人に当たったのか、あまりよろしくない印象をもたれてしまうこともあるようですが、もちろんほかのいろんなシチュエーションでもいえるように個人を見て全体を判断するのは、ちょっと待っていただきたい!

先日、友人とモールの中のアイスクリーム屋さんに行った時のこと。

カウンターでアイスクリームを買った後、店内で座って食べたいな~と思って見渡すと残念ながら席が空いてない。。

あきらめて歩きながら食べようかな~なんて思った矢先、アバヤ姿の女性二人が自分たちのバッグを移動させて私たちに席を譲ってくれました。

正直、こちらでは自分から「エクスキューズミー」なんて言い出さないうち、気づいてもらえないことも多いのでちょっと感動。(期待していなかったから特に。)

「サンキュー」と着席してから友達とおしゃべりしながらアイスを食べていると、おもむろに隣の席のアバヤの女性が顔を隠していたベールをあげて「日本人ですか?」って日本語で話しかけてきたんです。

見るとまだまだ若い感じでちょっと恥ずかしそうにしているので、こちらから「学校で日本語習っているんですか?」「ドバイの人ですか?」なんて聞いてみると、個人でベルリッツに通って日本語を習っているんだそう!エライ!ドバイではなくアブダビの人だそうです。

別に日本語を勉強しているからいい人、なんて単純なことは思っていないけれど、お金持ちでもおうちによっては就職前に苦労をあえて味わって学ぶべき、ときついアルバイトやインターンを子供に経験させるおうちもあるし、つんつんして見えたり、(アバヤで顔隠してるせい???)感じ悪いなんてのもこっちの勝手な思い込みかもしれなくて、こうやってすごく異文化に関心を持って積極的に勉強している人も多いし。

なんか誤解が多いって言うか、やっぱり思い込みで人を見たり、判断したらいけないな、と思いました。

まあ、主に私自身のことなんですけど。

人間、オープンマインドにならないと見えるものも見えない。

曇った目で物事を見ていると結局一番損をするのは自分自身ですもんね。

真実を知らずに、したり顔で話す人ほどこっけいに見えるものはないし。

世代が違ったり、文化が違った途端に相手のことが理解できなくなるような、頭の固い人にはなりたくないものです。。。

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