「福島の声を伝える」 ヒロシマ・サロン

公開日 : 2012年11月28日
最終更新 :

11月30日金曜日と12月1日土曜日の夜、ハノーファーのリンデン地区のギャラリーで「ヒロシマ・サロン」が開かれます。州劇場の日本人俳優である原サチコさんの企画で、日本と福島について知ってもらおうというもの。福島についての話はもちろん、舞踏やコスプレカフェなど多彩なプログラムを用意しています。

ハノーファー在住の日本人俳優の原サチコさんは、2001年よりドイツ語圏の劇場で活躍。ハノーファーと姉妹都市であるハノーファーの州立劇場で、2010年より「ヒロシマ・サロン」を開いてきました。日本とドイツの橋渡しになりたいと広島や日本についての話のほか、広島名物のお好み焼きを作ったり、コスプレカラオケをするなど、観客を巻き込んでの演出が人気でした。広島で被曝者にインタビューしたり、原爆投下を題材とした井上ひさしの「少年口伝隊 一九四五」にドイツ語訳をつけて上演するなど活動してきました。そこに福島原発の事故が起きました。

それからの「ヒロシマ・サロン」は主に、福島の原発事故や日本の人々のことをテーマにするようになりました。日本の人が何を感じ、どう考えているのか。現状を知ってもらうことで、日本に寄り添ってほしいと願っています。東京でも8月3日に「ヒロシマ・サロン」を開き、ハノーファーの人々が福島や日本についてどう考えているか、日本の人に伝えてきました。

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今回は場所をリンデンに移し、福島の人々をインタビューした映像をはじめ、原さんが福島を訪れた印象を語ります。私も今年7月に福島に行ったのでその様子をお話し、参加者と討論の予定です。また原さんによる福島をイメージした舞踏が披露されるほか、巻き寿司やお菓子なども用意されています。ハノーファーのコスプレ好きの若者も参加し、にぎやかな催しになりそうです。原さんは「これは政治的な催しでありません。福島の人々の声を直接ドイツに届け、日本のことを想うドイツ人達と、何が出来るか考えて行くプログラムです」と話し、多くの人に福島を忘れないでほしいと願っています。興味のある方はぜひ、いらしてください。

場所はギャラリー・ルナー(Gelaeria Lunar)で、リンデン北になります。住所は、Kötnerhlozweg 51, 30451 Hannover。リマー通りのそばです。

入場料8ユーロ、学生など5ユーロ。講演や舞踏などプログラムは19時からですが、15時からコスプレカフェはオープンしており、福島の人々のインタビューを放映。ドイツ語字幕付です。

今回の催しについて(ドイツ語): http://www.galeria-lunar.de/?p=1312

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