【テルエル】世界遺産・ムデハル様式の建築群
最近立て続けにクリスマスねたが続いたので、10月末にご紹介したテルエルの続編を書こうと思います(^^)
テルエルはバレンシアからだとバスや電車で最短1時間45分で到着するアラゴン州テルエル県の県都ですが、
人口は3万5000人と小さな町です。標高は1000m近く、冬の寒さが厳しいことで知られています。
スペイン内戦中には、3か月に及ぶ砲撃や空爆を受け、この内戦でもっとも壮絶な戦場のひとつになりました
(※テルエルの戦い)。
そんな血なまぐさい話とは裏腹にテルエルには、12~16世紀にアラゴン地方やカスティージャ地方で
盛んになったムデハル様式(※イスラム教文化とキリスト教文化が融合したエキゾチックなスペイン独自の
建築や装飾の様式のこと)の美しい建築物があります。サンタ・マリア大聖堂、サン・ペドロ教会、
サン・マルティン教会、そしてエル・サルバドル教会で、アラゴン州内の他6つの建築物と合わせて、
『アラゴンのムデハル様式の建築物』として世界遺産に登録されました。サン・ペドロ教会には、
あのテルエルの恋人たちの霊廟が併設されています。
◆サンタ・マリア大聖堂
現地名: Catedral de Santa María de Mediavilla
住所: Plaza de la Catedral, s/n Teruel
電話: 97‐861‐8016
時間: 月-土11:00~14:00、16:00~20:00(11月~3月は19:00まで)
日16:00~19:00(11月~3月は19:00まで)
入場料: 3ユーロ
ここの外観は、私が今までスペインで見てきた大聖堂の中で一番好きです♥
◆サン・ペドロ教会
現地名: Iglesia de San Pedro
住所: C/ de Hartzenbusch, s/n Teruel
電話: 97‐861‐8398
時間: 8月10:00~20:00、それ以外10:00~14:00、16:00~20.00
入場料: 見学範囲によって異なる。例9ユーロ(教会と恋人たちの霊廟等公開されている
全施設を見学できるタイプ)、5ユーロ(後陣、回廊を含む教会のみ)。
ここに来たら、ぜひ霊廟も見学したいですね。
教会の天井や壁は、私がスペインで見たどの教会よりも彩色豊かで印象的でした。
◆サン・マルティン教会と塔
現地名: Iglesia y Torre de San Martín
住所: Plaza Pérez Prado, s/n Teruel
入場不可
現地名: Torre Mudéjar de El Salvador
住所: C/ El Salvador, s/n Teruel
電話: 97-860-2061
時間: 11:00~14:00、16:30~19:30(月曜の午後は休み)
夏期(7月15日~9月15日10:00~14:00、16:00~20:00)
入場料:2.50ユーロ
私はこの塔に登りましたが、思ったほどきつくありませんでした。途中途中にいろんな資料があり
面白かったです。
どの建物も、白と緑のタイル装飾が特徴的ですね。テルエルの陶器製品も、白と緑が基調になっています。
テルエルはこじんまりとしていて、散策しやすい町です。ぜひ世界遺産の見学に足を伸ばしてみてくださいね。
<バレンシアからのアクセス>
バス:月~土1日4便、日曜3便、所要時間1時間45分~2時間
列車:1日3~4便、所要時間2時間40分~3時間10分
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筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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