昔のスペイン風俗を伝える写真展
ニューヨークにあるスペインやポルトガル、中南米の美術工芸品や書籍などを所蔵する
ヒスパニック・ソサエティー博物館から、またまた素晴らしい作品たちがやってきました。
19世紀半ばから20世紀半ばにかけてスペイン各地で撮られた写真です。
それも、当時の風俗がよくわかる非常に興味深いものばかり。あの頃の生活は今に比べると
貧しかったにも関わらず、写真に写る人々の表情には老若男女を問わず凛としたものを感じます。
文明が発展し、物質的に恵まれ過ぎた現代を生きる私たちよりも、豊かな心を持ち合わせていた
印象を受けずにはいられません。偶然にも私が住む田舎町の写真2点も展示されていて感動。
最低でもあと1回は行くつもりです。
さて、この写真展はバレンシア市内テトゥアン広場(Plaza de Tetuán)にある
地元金融機関Bancajaのカルチャーセンターで、来年の2月26日まで開催中。
嬉しいことに入場は無料。毎日朝9時から夜の9時までノンストップで開いています。
私が行った時はちょうど平日のお昼時で、2フロアとも独占状態で楽しみました♪
期間中にバレンシアまで来れない方、アリカンテでも開催中ですよ。
または、ここで写真展の様子を見ることができますし、
最初にあげたURLからはカタログがダウンロードできます(右上にあるCalalogoをクリック)。
スペインの風俗を知る貴重な写真展に、ぜひ足をお運びください。
筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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