ブルガリア/小学校2年生の算数の教科書チェック・かけ算わり算もxの方程式も

公開日 : 2015年05月29日
最終更新 :
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ある日2年生の姪の算数の教科書を見せてもらいました。普段は学校に教科書ノート類は置いてくるのですが、宿題がある日だけ持って帰ります。

そして驚くことに日本の算数より少し早い内容で、掛け算だけでなく同時に割り算の計算とxを用いた簡単な方程式が登場しました。小学校の算数は意外にxを用いたほうが簡単に解けることもあって習わないだけで、実は8~9歳でもこれくらいなら余裕で解けるかもしれません。

掛け算を習う時に一緒に割り算も理解するほうが、要は原理は同じだから合理的なのかわかりませんが、国が違うと教科書の内容も少し違ったりお国柄が出たり面白いです。

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初めに私が戸惑ったのが、掛け算と割り算の表し方です。かける''×''を小数点のように''.''で表し、わる''÷''は真ん中の線がありません。

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xを求めています。

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他の特徴は手書きのときに数字の9は下をアルファベットのgのように曲げ、7は中心に横棒を引くこともあります。4はキリル文字のч(チュ)のように上をくっつけず右に線をはみださない、1は上の斜めの線を伸ばすなど数字の書き方も微妙に違っています。

それなのでブルガリア人はч(チュ)と書く時にあえて数字の4を遊びで書きます。例えば4ао(チャオ)はイタリア語由来で別れる時のバイバイにあたり、面と向かって別れる時もチャオチャオと言います。他にも数字ではありませんが、キリル文字のя(ヤ)はyaではなく似ているでアルファベットのqと書きます。

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私ときょうだいは子供の頃バーバパパの絵本を読んでいて、絵本の中に登場するフランス式の数字を真似て書くのにはまり、当時小学校1年生だった弟がテストでこのようなヨーロッパ式数字を書いたところ、先生に採点されて日本では7の横棒を引かず「7」と書くと指摘が書かれて返されたのを思い出しました。

教科書はワークには鉛筆ではなく青いペンで記入しています。いろいろな文化の違いを発見できます。

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