どこまでも黄色い広大な景色、電車から見る「ひまわり畑」
右から二番目のひまわり油はブルガリアでよく使われる料理用油です。
うちにはまとめ買いされてたくさんあります。どうやらブルガリアでは炒めるとき油をたくさん使うので半揚げ物状態で調理しています。私がレシピにあるようなフライパンに油大さじ1杯をというのを実践してしまうと少ないと言われてしまいます。そんなボトルについているひまわりはこの時期電車に乗るとたくさん見られます。
ゴルナ・オリャホヴィツァ駅(Горна Оряховица)~タルゴヴィシュテ駅(Търговище)
プレヴェンから黒海方面に向かう途中、電車の窓からひまわりの広大な畑が見られました。列車は平行移動するのでひまわり畑が少し高い位置から絶え間なく流れていきます。私は日本でもひまわり畑が見たくて行ったことあるのですが、簡単に一周できてしまうほど見渡せてしまう距離しかなかったので、こんなにたくさんのひまわりが見られて嬉しいです。これぞヨーロッパ電車旅の醍醐味の一つです。
手前の線路近くのひまわりは真ん中のこげ茶色の種も見れますが、遠景になるほどひまわりの一輪一輪が粒のように細かく見えます。
遠くのほうにもひまわり畑があります。列車の窓は汚れているので、写真を撮るときは窓を開けて撮るのがきれいにできますが、上に戻ろうとする窓を下に抑えながら撮るのは少し大変です。それに窓を開けるのも重かったり固かったり、簡単に取っ手を下に下ろすだけの窓もあったり、ロックをはずすのが固かったり車種によって様々です。
シューメン駅(Шумен)~カスピチャン駅(Каспичан)
太陽の向きに合わせてひまわりは向こう側を向いていました。
プロヴァディヤ駅(Провадия)~ポヴェリャノヴォ駅(Повеляново)
ひまわり畑と緑の草木や地面の色がパッチワークのように組み合わさってとてもきれいな景色が続いています。ところで私はブルガリアに来る前は東欧の町が何もない地域はいったい何があるんだろうと疑問でしたが、答えは少なくともブルガリアは畑が広がっていて特に夏はひまわり畑が広がっているでした。未知の世界や謎が多いと思われがちな地域は実際は太陽が当たればこんなに明るく爽やかです。冬も電車から見える雪景色にロシアが舞台の映画「ドクトル・ジバゴ(1965)」の世界みたいだなと思いにふけって楽しめます。
ひまわりが粒々になってみれます。ものすごい量です。
プレヴェン駅(Плевен)~チェルヴェン・ブリャグ駅(Червен бряг)
プレヴェンから首都ソフィア方面へ向かうときは少し高い位置からなだらかな丘陵地帯を列車が通るので広大な景色が見渡せて気持ちがいいです。
ひまわりの黄色い畑と霞がかった遠くの景色に感動してため息が出ます。この後列車は断崖絶壁の下を通り抜けたり、谷底の川のそばを通ったり、山の中の斜面に民家がちらほら建っている傍らを通り過ぎたり、ひまわりは見えなくなりますがドラマチックに電車は走りぬけてやがてソフィアに到着します。
(6月お題"お花")
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