ミラネーゼの8月の過ごし方は? ナヴィリオ、コルソ・コモ地区が大にぎわい

公開日 : 2015年08月10日
最終更新 :

 ある統計によると、8月はイタリア人の2人に1人がバカンスに出かけるそうです。その数3040万人と国民の約半分。昨年よりも8.6%アップとわずかながら増加しています。

 銀行、郵便局、スーパーマーケットなどは通常通り開いています。ただ8月15日の聖母被昇天の祝日を真ん中に2週間から1ヶ月の長期休暇を取るお店がほとんど。街中は週末ごとに人が減っていき、ガランとした寂しい空気が漂います。

 それでは、諸事情から都市部ミラノに残った人々はどんな過ごし方をしているのでしょうか。

 友人たちの話をまとめると、いくつかの地区は飲食店も営業しているところが多く、にぎわっていると聞きました。

まずは、運河のあるナヴィリオ地区。運河沿いにワインバーやレストラン、パブ、ライブハウスがずらりと並び、夕方から人通りが増えて活気を帯びてきます。

外で飲んだり食べたりするのが大好きなイタリア人の話し声と笑い声が響き渡ります。

Naviglio8月夜の過ごし方①.JPG
Naviglio8月夜の過ごし方②.JPG

 続いてコルソ・コモ地区があります。おしゃれなショップが立ち並び、スローフードを提唱した安全な食品デパート、イータリー(EATALY)ができてよりいっそう洗練されショッピングを楽しむ人が多くなりました。夕方からは、ハッピーアワーと呼ばれるワンドリンクでブッフェの食べ放題目当てに若者が集まります。

Corso Como.JPG

 イータリーではお菓子やパスタの種類が多く、お土産探しに来ている観光客も多いのです。吹き抜けの各階フロアにはフードコートがあり、イタリア料理やピッツァ、デザートまで気軽に味わえるのがうれしいですね。

EATALY外観.JPG
EATALY内観.JPG

 フィアットの車がフルーツと野菜でおめかししていました。

EATALY車.JPG

 そして8月オープンな地区に新しく加わったのがイゾラと呼ばれる界隈です。コルソ・コモに近いポルタ・ガリバルディ駅を挟んで反対の場所にあります。もともとはジャズで知られるブルーノートがあるくらいでしたが、ガリバルディ再開発計画で町並みがきれいになり、新しい飲食店などが次々とオープン。額縁屋など昔ながらの職人やこだわりのセレクトショップも残り、新旧がうまくミックスされていい感じになりました。

 ガリバルディ駅からは地下通路を通り、20番線ホームに上がったところがイゾラへの入り口。その地下通路にはずらりとカラフルな壁アートが描かれ、目を楽しませてくれます。

Pta Garibaldi地下通路.JPGのサムネール画像のサムネール画像

 野外コンサートも多く、公園や郊外の別荘を公開しての演目も目白押しです。先日は、中心地のスフォルツェスコ城で行われたピアニスト、チェーザレ・ピッコのライブに行ってきました。日中の喧騒(けんそう)が嘘のようにシーンと静まり返った中庭で、響き渡るピアノの音色に酔いしれました。ただ、屋外のイベントには蚊よけ対策をお忘れなく!

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