コンサートカフェ・シュヴァルツェンベアーク ~音楽もスイーツも楽しみたい贅沢な方に~
先日、このカフェを久方振りに訪れてみました。
運よく一席見付けて座れたものの、後から来た方たちは列をなして並んでいました。
"コンサートカフェ"と自称するだけあり、ピアノとヴァイオリンの演奏が断続的に入る等、雰囲気はまさに「音楽の都ウィーン」そのもの!
こちらはチキンのグリルと、とろけるゴルゴンゾーラの乗ったトースト。
他のカフェと比べると、お値段の割にスモール・ポーションでしたが、お味の方は申し分なし!
お食事したら流石にお腹も満足するでしょう、と高を括っていたものの、思いのほか小振りだったトーストのお陰で(?)、スイーツまで辿りつくことができそうな気配が濃厚に。ちょっとケーキのショーケースを覗いてみましょう :)
ちょっぴり風変わりな丸い緑のトルテはMozartbombe(モーツァルト爆弾)という名前。著者の予想では、上はピスタチオ味のマジパン・コーティング、中はチョコレートのスポンジにピスタチオのクリームが挟んであるのでは、と踏んでいます。
ここオーストリアでは何故か「モーツァルト=ピスタチオ」という図式が成り立っているケースが多々存在します(笑)
中央もやはりマジパンでコーティングされたアーモンドづくしの、マクシミリアン・トルテ。ピンクベージュ色の柔らかい色調が女性には魅力的ですが、著者は軽いアーモンドアレルギーがあるので断念......。
右手の四角いケーキは、ホテル・ザッハーの"Sacherwueffel"(ザッハー・キューブ)に似通っていますが、このカフェのオリジナル"Wiener Werkstaette Wuerffel"(直訳で「ウィーンのアトリエのキューブ」)。上に描かれた幾何学模様がとても芸術的。
そして著者一行が選んだのはこちら!
著者一行にはもはやお約束の、マローニトルテ(栗のケーキ)とエスターハージーシュニッテ(へーゼルナッツのスポンジとクリームを何層にも重ねたケーキ)。
マローニトルテは、上のチョコレートコーティングが岩のように固く、フォークで割って食べるのが至難の技であったため、デートには不向き・・・(笑)
しかしながら、中のマロンペーストの甘さと言い、スポンジの柔らかさと言い、全く灰汁がなく、日本人でも美味しく食べられる上品なテイストでした。
エスターハージーシュニッテの方は、高級コンディトライカフェから街中のベーカリーに至るまで、ありとあらゆる場所で試食している夫によると、「デーメルの最高級の味には一歩譲るものの、かなり上位にランクインする」のだそうです。
もちろん、コーヒーも忘れてはなりません。
左はホイップクリームがたっぷりと乗ったカプチーノ、右はウィーンを代表するコーヒーのメランジェ。
ウィーンにカフェの数多しといえども、本当にケーキとコーヒーの美味しいカフェは限られているというのが著者の持論。但し、久し振りに訪れたここのカフェは、コーヒー、スイーツ、音楽演奏共に三拍子そろっており、旅行者の皆様にはぜひぜひお勧めしたいスポットとなりました!
ウィーンフィルの本拠地「学友協会」とも近いロケーションなので、コンサート前にウィーン風の軽食を頂くのも良し、そしてコンサートに参加されない方はこのカフェで音楽を存分に愉しんでしまいましょう!
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く~く~・・・
Café Schwarzenberg/カフェ・シュヴァルツェンベアーク
住所: Kärntner Ring 17, 1010 Wien/ケルントナーリンク17番、ウィーン1区
(インペリアルホテル斜向かい)
電話: +43 (1) 512 89 98
FAX: +43 (1) 512 89 98-30
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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