リオから一番近いパラダイス「イリャ・グランジ」前篇
リオデジャネイロからほど近いのに、日本ではほとんど知られていない秘島を紹介します!
その島の名はイリャ・グランジ(Ilha Grande)。大きい島という意味です。
私達は金曜日の夜にレゼンデから島へ移動し、土・日曜日をめいっぱい楽しんできました。そして今回の週末旅行はフランス人やブラジル人のお友達家族と一緒。この島での体験を共有できる旅の仲間がいたことは、感動を倍増させました。
イリャ・グランジはどんな島?
この島にはリオデジャネイロ州沿岸の3つの町(Angra dos Reis, Conceição de Jacareí, Mangaratiba)からボートでのみ渡ることができます。リオデジャネイロからボートが出る町までは車で約2時間。海を渡る時間は、どの町からどんなボートに乗るかで差がありますが、15分~1時間45分です。
島の面積は193平方メートルで、伊豆大島が2つ入る大きさ。その昔は海賊船の隠れ家だった島であり、20年前までは刑務所が置かれていました。刑務所の閉鎖以来、このミステリアスな島はブラジル内外の旅行者から急激に注目を集め、人気のデスティネーションになっています。
車の乗り入れは禁止。携帯の電波も入らず、銀行もありません。あるのは白砂のビーチと澄んだラグーン、整備されたトレッキングコースにキャンプサイト...。自然の中で、太陽の下で、リラックスするための島です。
「キャンプまでは...」という方はポウサーダ(pousada)へ。ポウサーダとはホテルよりも規模が小さい、ブラジルのペンションのようなもので、こぢんまりとした家庭的な雰囲気。イリャ・グランジへの旅行者の増加に伴い、島内のポウサーダもどんどん増え、今では100件を数えるほどあるそうです。我々もポウサーダに宿泊。イリャ・グランジの中で最も開けたAbraãoというエリアのPousada Caúca(http://www.pousadacauca.com.br)に泊まりました。
ボートツアーでビーチホッピング
土曜日は朝から夕方まで、スピードボートでおすすめのビーチやラグーンをめぐるツアーに。私たちは人数が多かったので貸し切りでしたが、混載のボートツアーも数多く出ています。それぞれのビーチやラグーンでは碇をおろし、遊ぶ時間をたっぷりとってくれます。
スノーケリングスポットでは、ボートの上からでもたくさんの魚が確認でき、大興奮。
勢いよく飛び込みたいところですが、足先を浸けたときの水の冷たさといったら!気温は泳ぐ気満々になるジリジリした暑さなのに、南極方面からの海流の影響のためか、水温は低いのです。フランス人は真っ先に飛び込み「ちょうどいい冷たさ~」と叫んでいて、ブラジル人は少し躊躇した様子を見せつつも、次々に水に入ってきます。人種によって体感温度の違いがあることをここでも確信してしまいました。
私にはしばし覚悟の時間が必要でしたが、入ってしまえば水中の生き物たちに心を奪われ、水の冷たさも忘れてしまいます。スノーケルで巨大なヒトデにタコやウニ、そして海ガメなどを次々に見つけられ、豊かな海の様子を観察できました。
長くなってしまうので、続きは次回に。この後訪れたビーチでは、イリャ・グランジにいるはずがないキュートな野生動物に会い、一同びっくりしたのです...。 ⇒後編へ
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