【今月のお題】コロッセウムからインスピレーションを得たバレンシア闘牛場
スペインと聞いて頭に思い浮かぶものを5つ挙げてみてください。フラメンコ、サッカー、ガウディ、
ひまわり畑、白い村、パエリア、ピカソ、エトセトラ。そして闘牛を挙げる方もいることでしょう。
動物愛護活動を含む社会の変化から、闘牛は以前のように人気のあるエンターテイメントでは
なくなってしまいました。それでも、スペインでは小さな町にも闘牛場があり、闘牛文化は今の時代にも
引き継がれています。
バレンシアの闘牛場は、町の中心、鉄道のNord駅のすぐ隣にあります。ローマ時代のコロッセウムから
インスピレーションを受けたと言われる建物で、18世紀の終わりから19世紀の半ばにかけて建てられました。
13,000人近くが着席できる規模の一級闘牛場です。
「スペインに行ったら闘牛が見たい」という方もいらっしゃいますが、残念ながら闘牛はいつでも
観られるものではないのです。バレンシアの闘牛場を例に挙げると、興行があるのは年に4回のみ。
◆3月:火祭りにあわせて10日以上の連続興行があり、一流闘牛士も大勢やって来ます。
◆5月:バレンシアの守護聖母デサンパラードお祭りにあわせて、初旬に2日ほど。
◆7月:聖ハイメのお祭りにあわせて、下旬に5日ほど。
◆10月:バレンシアの日に合わせ、最初の週末に2日ほど。
この期間を逃すと、バレンシア市内では闘牛を見ることができません(※ 郊外の町でお祭りがあれば、
そこで見ることも可能)。ちなみに私の住む郊外の町にも闘牛場はありますが、毎年8月のお祭りに
合わせて2回か3回の興行があるのみです。
見れなくてもいいからどうしても中に入ってみたいという方は、隣接する闘牛博物館に入場すれば、
イベントがない限り場内の見学もできます。
ところで、闘牛場は闘牛のない時はイベント会場として使用されることをご存知でしたか?
オクトーバーフェストや中世市場、サーカス、コンサート等々。うまく活用していますよね。
Plaza de Toros de Valencia バレンシア闘牛場
住所: Calle Játiva 28 Valencia
電話: 902-107-777
(5月お題"スタジアム")
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筆者
スペイン特派員
田川 敬子
東京生まれの東京育ち。オリーブオイル専門家としてスペインと日本で活動するほか、複数のウェブサイトにスペイン情報を寄稿。
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