北海道のお正月といえば「口取り」!2016年、明けましておめでとうございます!
新年、あけましておめでとうございます。
![Happy New Year! Japanese new-year-decoration](/sapporo/images/2016/01/PC302216-001.jpg)
Happy New Year! Japanese new-year-decoration "Shogatu kazari", which is hung on a main entrance door
札幌のお正月は、とてもおだやかな天候で、
ちらちらと雪が降ることはありましたが、
豪雪もなく(雪かきがなく)、
のんびり過ごせる3ケ日でした。
*
北海道のお正月に欠かせない"縁起物"。
それが「口取り」です。
"くちどり"と呼びます。
!["Kuchidori](/sapporo/images/2016/01/d4c70ebba769de6828bb2fbb89d67093.jpg)
"Kuchidori" sweets which is faux foods prepared for New Year's
全て練りきり(白餡)や羊羹、すあまなどの
和菓子でできています!
年末になると、スーパーには、
海老や鯛などをかたどった口取りが
入り口付近に所狭しと並べられます。
![Japanese sweets which are a mock sea red bream and a mock shrimp](/sapporo/images/2016/01/d8a5c0f8ebcd364a2c3f394e88a7d1d7.jpg)
Japanese sweets which are a mock sea red bream and a mock shrimp
北海道の口取りの由来は、調べてはいるのですが、
はっきりしたところはわかりません。
ですが、かなり古くから伝わる
おせちと並んでお正月に食べるものです。
釧路在住時に古いお菓子屋さんで買ったのをきっかけに
毎年、スーパーではなく、異なる和菓子屋さんで
口取りを探すようになりました。
![Mock](/sapporo/images/2016/01/5e2380d5d8fd5ed81a5780a51f2517d2.jpg)
Mock "Kamaboko" which is fish minced and steamed
蒲鉾を模した口取り。
和菓子屋さんの口取りには、海老や鯛に加え、
このような総菜を模したお菓子が入っているのが、
個人的には何より楽しみです。
![Mock](/sapporo/images/2016/01/82dadd264247bdc8fa19f0f2c803004f.jpg)
Mock "Datemaki" which is rolled sweet omelet mixed with fish paste
伊達巻は甘いので、より本物っぽいです。
![⑦口取りPC312244](/sapporo/images/2016/01/ed167e6050803e13735b31bfc15b0c84.jpg)
伊達巻と海老の断面。
海老は餡入りです。
伊達巻の材料はわかりませんが、
モチモチしてほどよい甘さ。
![Japanese sweets in the shape of](/sapporo/images/2016/01/112f362cb146211b2067d815f0e6f929.jpg)
Japanese sweets in the shape of "pine, bamboo, and plum" as traditional Japanese lucky charms
今回の口取りには、"松竹梅"の
お菓子も入っていました。
和菓子屋さんの"口取り"は、
12月中旬まで受け付けの予約販売が
多いと思います。
(年が明けると販売しません)
消費期限が短いので、
引き取り可能な期間も3~4日間だけで、
旅行中に入手するチャンスは少いかと思います。
また、最近の札幌近郊では、残念ながら、昔ながらの
「口取り」を作っている和菓子屋さんが少なかったり、
和菓子屋さん自体が閉店したりしています。
このため旅行中に口取りを販売する和菓子屋さんを
偶然みつけられたら、それはとても貴重です!
北海道ならではの「口取り」、
機会があったら手にとってみてください。
甘~いお正月を迎えられます。
※写真は「嘉心」(札幌市中央区)の口取りです。
(1月お題"縁起物")
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10103/20221014_041841_45380441_w320.jpg)
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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