"つらら"な冬の北海道
北海道の冬といえば、雪!
そしてもうひとつ、忘れてはならないものに
「つらら」があります(個人的見解)。
![Icicles in winter of Sapporo](/sapporo/images/2016/02/0929d1ab93072fe5acfb477fc935c203-e1455795145966.jpg)
Icicles in winter of Sapporo
漢字で書くと「氷柱」。
冬、雪が降る地方の家の軒先にできる
氷の棒です。
![②つららな冬P1030471](/sapporo/images/2016/02/01ec5337efdab578eb1208378d2742e1-e1455795162547.jpg)
家の中の暖かい空気が屋根に伝わり、
屋根に積もった雪が溶けて
"しずく"になって屋根から滴り落ちます。
![③つららな冬P1100108](/sapporo/images/2016/02/966b35cae4d578ac316e9e56fc2c1841-e1455795178668.jpg)
滴り落ちる水の流れが、
気温が下がって凍り始めてできるのが
つららです。
![④つららな冬P1030755](/sapporo/images/2016/02/221eec7fd6efa83a2fa4e9102d81f780-e1455795188614.jpg)
こんなに長い(大きい)つららや...
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2016/02/5bba4f4852924fb61f50fc10a9feac16-e1455795200121.jpg)
まれに窓や壁に張り付いたつららも。
しかし、断熱効果が高い家が多くなった昨今、
昔に比べ、つららを見るチャンスは少なくなりました。
昭和60年代くらいまでに建てられた建物に
つららができやすいようです。
![Icicles from the roof of the Designated Historic Landmarks of Otaru](/sapporo/images/2016/02/P1080957-e1455795402851.jpg)
Icicles from the roof of the Designated Historic Landmarks of Otaru
そういう訳で「つららを見たい!」という場合、
小樽倉庫などの小樽の指定歴史建造物↑や、
![Former Hokkaido Government Office Building](/sapporo/images/2016/02/P1262608-e1455796178771.jpg)
Former Hokkaido Government Office Building
赤れんが庁舎↑、
![Tiny icles at the](/sapporo/images/2016/02/377fc871b666b9709a25a703849b0d37.jpg)
Tiny icles at the "Temizuya", a purification trough, in Hokkaido Jingu Shrine
北海道神宮などは"つらら"を
見られる確率が高い場所です。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2016/02/151db2ecd359640b5f794f60dcf0f3801.jpg)
特に北海道神宮の手水舎は、
1月・2月には興味深い(?)
つららを見られます。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2016/02/71da22eac31276767b372fd91dd1a221.jpg)
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2016/02/18c07e0b36a62d4d7c0928e0a33dd005.jpg)
ここにも、そこにも、あそこにも!
小さなつららがかわいい!
![⑦つららな冬P1190138](/sapporo/images/2016/02/cb9e49e04fd4e35b03ababe40471422d.jpg)
ときには、つららを通り越し、
一帯が氷の塊になっていることもありました。
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2016/02/70751631e2ea71b55dbc0dabe2b1104c.jpg)
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2016/02/fccaafa2f22485a4fbd350db5f32d87e.jpg)
小さなつららと鎖を伝ってできた
長いつらら。
まるで、各種サイズがそろった"つらら見本市"のよう。
もしくは打楽器のよう?!
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2016/02/41b11efececa3a15def6e6ddbf6921ea.jpg)
![OLYMPUS DIGITAL CAMERA](/sapporo/images/2016/02/239d5e8373d09bf6846040e140b71e92.jpg)
「軒下を見ればツララの背比べ」
細くてたくさん並ぶつららはきれいです。
![⑩つららな冬P1090974](/sapporo/images/2016/02/c45f21268e0cf5b3ec895bd24649298b.jpg)
そしてこれは「ザ・ツララ」。
小さいつららや細いつららもよいですが、
やはり、これぞつらら、というダイナミックな連なりは、
見るとワクワクします。
冬の北海道、雪景色のみならず、
軒下のつららも鑑賞してみてください。
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10103/20221014_041841_45380441_w320.jpg)
筆者
北海道特派員
市之宮 直子
小樽生まれ、江別育ち、札幌在住のフォトライター。三度の飯より北海道を撮ることが好きな道産子北海道Loverです。
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