アッペンツェラーチーズ おつまみに、お土産に、常備食に
アッペンツェル地方で、なんと8世紀頃から作られてきている伝統的なハードチーズ。
独特の香りが特徴です。
熟成させる過程で、塩水を染み込ませた布でチーズを何度も磨くのですが、その塩水には東スイス産の白ワインやスパイス、薬草、りんご酒が入っています。
その配合は秘伝、おまけに布も特別だそうで、すべてが秘密。
アッペンツェル地方の伝統衣装を身にまとった老齢の男性が3人、人差し指を唇に当てて「しー。内緒だよ」と伝えているポスターは有名ですね。
これはポスターです。「しー」バージョンじゃないです、ちょっとおすましバージョン。
このスイス3大チーズのひとつ、アッペンツェラーチーズは、熟成がラベルでわかるわかりやすいチーズ。
Classic(クラシック)通称:銀ラベル
熟成 3〜4ヶ月
軽いワインの香り、ハーブの香り、フルーティー、苦味少々、ナッティー
100g 2.00フラン前後 *約210円
Surchoix(スルショワ)通称:金ラベル
熟成 4〜6ヶ月
コク、スパイシー、軽いワインの香り、ハーブの香り
100g 2.30フラン前後 *約242円
Extra(エクストラ)通称:黒ラベル
熟成 6ヶ月〜
苦味、コク、香りすべてが強め
ビオ
熟成 3〜6ヶ月
スパイシー、ほどよい香り
100g 2.80フラン前後 約294円
以上の4種類が、チーズ屋さんでもスーパーでも買える、アッペンツェラーチーズの代表格です。
チーズ屋さんでは、自分の好きな分量だけ買えます。
チーズ屋さんで「日本へのお土産用に」と言えば真空パックしてもらえるので、腐る心配もなければ、臭い(匂い?)の心配もありません。
でも、スーツケースに入れて行く方が無難ではありますが・・・
かなりもつので、お土産だけでなく、冷蔵庫の常備食としても、ぜひお試しください!
(2016年7月2日現在 1フラン=105円)
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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