アッペンツェラービールから生まれたパナシェ。爽やかなレモンジュースとのハーモニーは一押し!
パナシェとは、ビールと炭酸入りレモンジュースを1:1で混ぜたカクテル。
フランス語で「混ぜ合わせた」という意味です。
最近、日本でもレモン風味のビールが販売されているので、おなじみという方もたくさんいらっしゃることでしょう。
さて、このパナシェが、アッペンツェラービール(Appenzellr Bier)でも製造されています。
名前は、「レモンのパナシェ」(Zitronen-Panaché チトローネン・パナシェ)。
ラベルにはもれなく、アッペンツェルの伝統衣装を着たイラストが描かれています。
左は、赤いベストに黒のパンツ、そして白いシャツを着た男性。
アッペンツェルの伝統的な衣装です。
右は、トラハトを見にまとった女性。(トラハトについては別記事で紹介します)
バスケットにはもぎたてのレモンが入っていますが、アッペンツェルで昔からレモンが採れていたかどうかは疑問ですね。
右端にはビール瓶。ラベルから判断して、同じくアッペンツェラービールだと思われます。
背後に見えるのはセンティス山(Säntis 別記事で紹介します)。
標高2502mの山で、このあたりでは最高峰。
ハイキングでも楽しめる山ですが、ロープウェイでも気軽に登れる地元民にとってはとても身近なお散歩コースといっても過言ではありません。
さて、パナシェに話を戻しましょう。
私はスイスやドイツで、数々のパナシェを試しました。が、甘すぎたり、人工的な味がしたり、なんか薄かったりで、好みのものはありませんでした。
それが、このパナシェに出会ってから、「パナシェが飲みたい気分」という感覚が目覚めたのです。
チトローネンパナシェの特徴は、
*ビールの風味は基本的に残している。
*人工的ではないレモンの爽やかな香りがする。
*炭酸が多すぎず(強炭酸ではない)、少なすぎず(微炭酸でもない)、適度な爽涼感がある。
*のどごしがよく、甘さもしっかり感じるが、飲んだ後に甘さがしつこく残らない。
です。
原料はこれです。
クヴェルフリッシュ(Quöllfrisch)というアッペンツェラービールに、水、レモン果汁、砂糖、香料がブレンドされています。
アルコール度数は2.5%。
2013年に発売されてから、少しずつ浸透してきて、人気が出てきている商品です。
夏はもちろん、乾燥した秋冬にも一押しです。
Appenzeller Bier
Brauerei Locher AG
http://www.appenzellerbier.ch/
*アッペンツェル地方では、駅中にある売店やスーパー(一部)でも購入できます。
*330ml入り 1.60 CHF - 2.40 CHF(166円〜250円) 2016年8月現在
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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