常夏のマレーシアにあるマイナス6度の真冬のアトラクション
1年中夏のマレーシア。
毎月カレンダーをめくれど、季節の移り変わりはなく時間が変化する感覚もなくなります。
そう11月がきても、安定の夏なのです。
しかしマレーシア国内の高原地帯は意外にも、常春か常秋の気候が一年中続いている場所があります。
首都クアラルンプールからバスや車で1時間半ほどのゲンティン・ハイランド(Genting Highland)は、日中の最高気温が25℃を超えず、最低気温も20℃前後です。
熱帯育ちのマレーシア人も、暑いのは慣れてはいますがたまには涼しい(彼らにとっては寒い!)を感じたいせいか、手軽で人気のスポットとなっています。
カジノとインドア、アウトドアのテーマパークで老若男女楽しめます。そしてなんと部屋数世界一のホテルもあります。
アウトドアパークの方は、20世紀フォック・ススタジオ・テーマーパーク(20th Century Fox World Genting)開業に向けて大幅リノベーション中なので、インドア・テーマパーク (First World Indoor Theme Park)を楽しむことになります。
いろいろなアトラクションがある中で、人気があるのがスノー・ワールド(Snow World)です。
雪が舞う冬を再現したゾーンで、ダウン、手袋、帽子、ブーツなど雪遊びを格好で中に入り、マイナス6℃の世界を楽しむのです。
日本人の感覚からすると、ちょっとピンとこないのですが、大人も子どももものすごいハイテンション。
しかも時間帯ごとのセッション制となっていて、土日ともなると1時間待ちはあたりまえという盛況ぶりです。
降雪機で雪も降ってきますし、子ども向けにそり遊び、ヨーロッパの風の街並みもあります。
外からはガラス越しに冬を堪能している姿が見えます。
特に小さい子どもは不思議そうにしていたり、気温の変化に泣き出したり新鮮に反応しています。
この日のゲンティン・ハイランドの最高気温は20℃ほどでクアラルンプールから登ってくると、長袖が必要なほど。
でもなぜかマレーシアの人たちは、その寒さにも嬉しそうにしていました。
これからクリスマスに向けて、ますます人気のスポットになるのだそうです。
【データ】
ゲンティン・ハイランド(Genting Highlands)スノー・ワールド(Snow World)
※インドア・テーマパーク (First World Indoor Theme Park)内
住所:First World Hotel、69000 Genting Highlands, Pahang
Tel:+60 3-2718 1118
営業時間:10:30-22:30(月-金)、9:30-23:30(土曜、祝日前夜)、9:30-22:30(日曜)
URL:http://www.rwgenting.com/themepark/attraction/snow-world/operation-hours/
※祝日やマレーシアの学校が休みの期間は変更あり
※時間帯予約制度(セッション制)で1セッションは40分
筆者
マレーシア特派員
逗子マリナ
2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。
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