寒い日にはアッペンツェルのチーズで熱々フォンデュをどうぞ
寒い日に欠かせない温かい食べ物の代表格・フォンデュ。
家族や友人と食卓で楽しむ熱々料理という意味で、日本の鍋のような存在かもしれません。
そして、食事を作る側としては簡単なので(別名・手抜き)大助かりの料理でもあります。
スイスでフォンデュをするとき、作り方としてざっと3つの方法があります。
1)好きなチーズを塊で買ってきて、好きな割合でミックスして作る。
白ワインやキルシュヴァッサー(さくらんぼのリキュール)などをお好みで投入。
2)スーパーで売っているフォンデュ用に細かく刻まれたチーズのパックを買ってくる。*冷蔵保存
3)スーパーで売っているレトルトパックのフォンデュ用チーズを買ってくる。*常温保存
今回ご紹介するのは(3)のタイプです。
これはスイスの大手スーパーCoop(コープ)で買いました。
400g x 2袋で11フラン(約1254円)。
食べる量は個人差がありますが、我が家のスイス人の夫はひとりで400gを消費します。
となると、1袋では足りないので、2人で2袋(合計800g!)空けることに。
フォンデュ用の鍋にチーズを入れて、弱火〜中火でゆっくりとかしていきます。
夫いわく、「かきまぜるときは8の字を描くように!そうすると、君もフォンデュマイスターになれる!」とのこと。
真偽のほどは定かではありませんが・・・
パンは、バゲットを小さく切ってこのように盛るだけ。なんて簡単。
夫は「チーズより少し少ないくらいのパンを食べる。400gのチーズに対しては300gから350gのパンが理想」だそうです。
日本でフォンデュというと、ウインナーやブロッコリ、にんじん、じゃがいも、芽キャベツなどお肉や野菜も食べますが、我が家でフォンデュといえばパンのみ。
フォンデュを食べた次の日は、山盛りの野菜を体が欲します。
さて、チーズのとろけ具合なのですが、写真のチーズは「少しゆるい、もう少しゆっくりチーズが落ちるくらいに」とフォンデュマイスター。
お皿にブラックペッパーを3種類入れておいて、チーズがからんだパンをペッパーにつけていただきます。
他のフォンデュ用チーズと比べて、このアッペンツェルチーズのパックは塩味と匂いが強めなのが特徴です。
そして、本日のワインは、以前ご紹介したアッペンツェル産の白ワイン。
正直なところ好みの味ではなかったのですが、さっぱりした辛口でフォンデュによく合いました。
フォンデュを食べるとき、我が家ではいつもFendent(フォンダン)というスイスの白ワインを一緒にいただきます。
Fendentはスイスのヴァレー地方で生産される、シャスラーという品種の葡萄からできたワイン。
すっきりした、少し酸味のあるワインでチーズによく合います。
でも、脂肪分の多いチーズに冷たいワインの組み合わせは胃にあまりよくないので、私は食後に温かい飲み物を飲んで胃の中のチーズが固まらないようにしています(気のせいかもしれませんが、これで胃腸の調子が悪くなることが避けられそうです)。
用意も簡単で、お手軽に冬気分が味わえるフォンデュは忙しい人にもおすすめ。
テーブルクロスや紙ナプキン、キャンドルスタンド、花などをおしゃれにあしらえば、こんなに簡単なのにちょっとしたパーティーのような華やかな雰囲気も演出できます。
日本へのお土産にも最適なレトルトパックのフォンデュ用アッペンツェルチーズ、ぜひお試しください!
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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