トリノ カフェ探訪 ! 伝統と革新☆老舗ジェラート Pepinoから目が離せない
前回、ジェラートの話がでたので、ジェラートを語るには、まずこの老舗を語らずには始まらない。
その名は、Caffe` Pepino(カッフェ・ペピーノ)
イタリア 初代首相 カミッロ・カヴール氏が今では、銅像となり堂々と見守るトリノの街の中心地 Piazza Carignano (カリニャーノ広場) の一角に所在する。もちろん彼も常連のひとりだったのは言うまでもない。
カブール伯爵は美食家としても有名で今後紹介するバールやリストランテにも度々登場するのでお楽しみに♪
創業は、1884年。ナポリ王国で御用達となっていたジェラートを先代 Domenico Pepino (ドメニコ・ペピーノ)氏が、ナポリから機械、型、材料など全てをトリノへ運び数年後に現在の店をオープンさせる。
研究を重ね、1939年には世界でいち早くチョコレートでコーティングした棒付きのアイスクリームを発明した。
その名も Pinguino® (ピングイーノ) = ペンギン!コーティングチョコレートの黒と中からでてくる白のヴァニラ
アイスクリームから想像した名前らしい。
その当時、映画が1リラ、ペピーノのアイスクリームが1リラ。皆、映画に行くときは、ペピーノのアイスクリームと
セットで2リラを用意したと言う。金額からして映画と同等とは、ピングイーノの人気と価値が伺える。
ジェラートも昔ながらの製法を守り丁寧に作られている。もちろん皿盛りジェラートやカッフェ、アペリティーボも
店内、そして気候の良い日は外席でも楽しめる。写真は、偶然にも遭遇したペピーノを代々受け継ぐ家系の若きオーナー Edoardo Cavagnino(エドアルド カヴァンニーノ)氏。以前、一緒に仕事をしたことがあったので久しぶりの再会に話が弾む。ジェラートの6種類 食べ比べ! を御馳走になった。素材にもこだわり種類はたくさんあるが、こちらの 原点 Crema Pepino(クレマ ペピーノ)は是非味わって頂きたい。昔ながらの懐かしいお味に優しい気持ちになる。
持ち帰り(食べ歩き)用のジェラートオーダーは、お店の正面から向かって右側にある外から注文しよう。
向かいにあるベンチに座りカヴール伯爵を眺めながら食べるのも乙である。
【データ】
Pepino
Piazza Carignano, 8 - 10123 TORINO
http://www.gelatipepino.it
日・月 09:30 - 21:30
火 -木 09:30 - 22:30
金・土 09:30 - 23:30
筆者
イタリア特派員
YUCA
イタリア ピエモンテ州 アスティ在住。 フードスタイリストとして活動15年目、アスティにて起業。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。