アッペンツェル地方の花粉症
日本でも猛威をふるっている花粉症。
ここスイスでも、国民の15%が花粉症に苦しんでいるという統計結果もあるそうで、年が明けるとくしゃみ・鼻水・鼻づまりに悩む人が増えてきます。
2017年3月上旬のアッペンツェル地方は、曇りの日が多くてどんよりしています。
まだ芽がついていない、葉っぱも落ちた状態の木々。
新緑がなつかしいなぁと、芽を探しながら村を歩いていると、この木をよくみかけます。
これは、ヘーゼルナッツの木。
実はこれが、花粉症の原因となっているのです。
色は黄緑と黄色のあいだくらいで、森のない街中だと、自転車や車の上、道路のわきにびっしりつもることがあるくらい。
アッペンツェル地方の我が家の周辺は、森、森、丘、森、という環境なので、うっすら自転車の上にたまることはあっても、花粉は風に飛ばされて土に吸収されるためか、真っ黄色の道にはなりません。
薬屋さんの広告も、「花粉?くしゃみ、大変!」というようなキャッチでいろいろな薬が売り出されます。
スイスでは、次のような花粉が主に飛び始め、数ヶ月は空中に飛散しているとのこと。
1月:ヘーゼルナッツ
2月:ハンノキ
3月:ヤナギ、ポプラ、シラカバ、トネリコ
4月:プラタナス、ナラ、ブナ
5月:シバ、ヘラオオバコ
6月:スイバ、ライムギ
7月:イラクサ、ヨモギ、ブタクサ
8月:リンデン、クリ、アキノキリンソウ
ハイキングをくしゃみなしで楽しむためにも、花粉症対策はしっかりしたいものですね。
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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