お正月の様子まとめ
すっかり遅くなってしまいましたが、お正月の様子まとめです。
アイスランドでは1月2日から仕事始めで、特別お正月に関連する行事やイベントなどは特にありません。元旦より大晦日が盛り上がるアイスランドでは、お正月気分は1月半ばからとっくに抜けています。
そんなお正月気分の盛り上がらなさそうなアイスランドですが、お勧めする理由が大みそかの花火。
大みそかの花火は決して珍しいものではありませんが、アイスランド、特にレイキャビク周辺の花火の様子はほかの国とは違い、それを目当てに世界中から観光客が訪れるイベントなんです。
今年の年末アイスランド旅行の予定があれば、ぜひ大晦日はレイキャビク過ごしてみてください。
①焚火
行く年に別れを告げる大きな焚火。あまり知られてはいませんが、実は焚火もアイスランドの年越しの大事なイベントのひとつです。これは個人ではなく行政や団体が準備します。中にはテレビ局がでてくるほど大掛かりなもの。小さなものから大きいものまで様々です。
今年訪れたのは午後3時に点火した焚火。焚火を見に来る人が多く、駐車スペースを探すことさえ困難でした。(もともと全員が車で来る上に、広い駐車場が存在しない場所で行うのでしょうがないですが)アイスランドでは珍しく、遠くに車を止めて歩く人が多くみられました。
気が早いおじさんが花火を打ち上げていて、もう気分は盛り上がっています。
雪の山を背景にオレンジ色の炎が燃え上がる光景も良いものです。
②花火
花火は夜が暮れるといよいよ勢いを増します。花火は市民それぞれが打ち上げるもので、打ち上げ場所や打ち上げ方法に大きな制限などはありません。自分で好きなだけ購入し、好きな時に好きな場所で打ち上げます。とは言っても安全を確保するため公園や広場、アパートの中庭などある程度の広さがある場所で打ち上げます。また安全のため、ゴーグルの着用は必須です。
真夜中を狙ってだんだんと花火の数が増えていく、という流れはありますが、誰かが音頭をとっているものではなく、市民が自由に楽しんでいるものです。
その分、打ち上げる人は当事者意識が強いですから23:30頃からは盛り上がってきます。近所の人も交えてのお祝いに発展しますし、ペルトランやハットルグリムス教会周辺は見学する人でいっぱいになります。
真夜中前後は耳をつんざくほどの爆発音で包まれます。(犬や猫、馬には大変な心理負担がかかるので、逃げないように一層の管理をするようにとの注意がでます。)
③元旦
そうして真夜中を迎えると、それぞれ帰宅したりダウンタウンのパーティーに繰り出したり、友達に会いに行ったりと好きなように過ごします。元旦は親戚の家に行ったりテレビを見たりゆっくり過ごします。親戚の家に、とは言っても日本のような格式ばったものではなく、ちょっとご飯を食べに行く、程度のことです。
この時期は日照時間が短く、日の出も遅いアイスランド。日の出は11時頃なので早起きせずに、初日の出が見られます。
2018年はあいにくの曇り空でしたが、それでもブラゥフィヤットルの山の向こうに見えるオレンジ色の筋は美しいものでした。山の向こう側では快晴の空が見えていたかもしれません。
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