タイの伝統衣装にチャレンジ!現タイ国王主催の野外イベント「AoonIRak」
現タイ国王・ラマ10世が主催するイベント「AoonIRak」(ウンアイラック)は、現チャクリー王朝歴代国王の功績の展示と、タイ宮廷料理や伝統工芸のデモンストレーションなどを行う屋外イベント。会場となるのは、このイベントのテーマにもなっているアナンタサマーコム殿前の「ラマ5世騎手像」がある一帯の道路を封鎖したエリアと、その側の公園。
厳重なセキュリティーを通ると、アナンタサマーコム殿を背にした撮影スポット。その両脇にはエキシビジョン、フード、ステージなどのコーナーに分かれ、ショッピングや飲食を楽しめる他、写真館などが人気を集め、連日、特に夕方から多くの人で賑わいます。そして一番の見所は、スタッフだけでなく、参加者もラマ5世の頃(明治時代)のような伝統衣装に身を包んでいること!地方からも伝統衣装を着た団体が続々と訪れ、今タイで最も話題になっているイベントです。
文明開化の時代を感じさせる展示ゾーン
入ってすぐの場所に飾られているのは、ラマ5世の写真展示。ラマ5世はタイの近代化に大きく貢献し、奴隷制度を廃止した名君主として今も多くの国民に愛されている王様。会場すぐ側のワット・ベンチャマボピット(大理石寺院)も彼の命のもとにできたもので、遺骨が納められている場所でもあります。また、前国王・ラマ9世の特設エキシビジョンも設けられていました。他にも、郵便局、赤十字、銀行など、当時の様子を再現をした展示や伝統工芸の実演、トリックアート、写真館での撮影などが楽しめます。
タイの伝統衣装とレンタルサービス
会場にやってくる大多数の人は自前の衣装で、洋服だと浮いてしまう雰囲気。皆がグループでお揃いの衣装にしたり、小道具まで凝ったりしてファッションを楽しんでいます。日常生活では着る機会がほぼない伝統衣装なので、あちこちでセルフィーが見られる他、カメラマンを従えている人も少なくありません。
衣装は入場後の会場内でレンタルも可能。場所はステージエリアよりもさらに奥(Rama5 Rd.側)にあるBanquet Hall。パスポートと電話番号を知らせ、250Bで衣装と小物のレンタルができます。あまり状態は良くなく、選択肢も少ないのですが、着付けも手伝って貰えるので、初めてチャレンジしてみたいという方にとっては選択肢の一つ。
女性の場合、チューブトップ、オフショルダー、ブラウスなどからトップスを選べるので、先に着用したいタイプの衣装をイメージして、それに合った下着・肌着を持参して。またボトムスは、スカートのほか、数メートルはある長い布1枚でズポンにするスタイル(チョンカベーン)なども可能です。
伝統の料理やデザートが揃う
バンコクの日常生活や物産展では見ることがないめずらしいタイ料理や伝統スナックを販売する店舗が集結しているので、グルメ好き、タイ料理ファンには見逃せません。数十店舗が並ぶフードゾーンには、宮廷料理や地方だけでしか食べられないお菓子、ハーブジュースなどが販売。席は少ないものの食事するスペースもあります。
カノム・ブアン・ユアン。卵で作った薄いクリスプの中身は、生のもやしや豆腐など、麺なしパッタイのような具。カノム・ブアンに入っている甘いチリペーストも入っており、甘いタレをつけていただきます。
フルーツの形をしたアイスクリーム。
中にはタイ人でも今まで見たことがないと言うようなめずらしいものもあり、伝統衣装に興味はなくとも、ご飯目当てに訪れる価値は充分!エキシビジョンコーナーで実演しているお菓子は特にめずらしく、人気のお菓子は予約制となっており夜までには完売。入場したらまず最初にチェックを。
ショッピング
シリトン王女の「プーファー(Phufa)」を筆頭に、様々なロイヤルプロジェクトのショップが勢ぞろい。少数民族の可愛い手作り雑貨や布などがとても安く購入できるのため、大盛況。生野菜や果物、ハーブ製品なども多く扱っています。他には、海軍や陸軍などの婦人会による雑貨店やチャリティーショップ、King PowerやCPの店舗もあり、お買い得なタイのお菓子や生活雑貨が揃います。
ドレスコードと持ち物
外国人はパスポート必須。服装チェック、厳重な手荷物検査のあと、受付での登録に使います。ドレスコードは、王宮やワットポーなどと同じように、露出が多い服装、体のラインが出るような服装がNG。襟がないTシャツでも大丈夫。伝統衣装の着用が奨励されており、そうでない場合でもできるだけきちんとした衣装の着用を。万が一、不適切な服装だった場合でも、入り口でポロシャツ(250B)やサロン(100B)を購入して着用すれば入場することができます。
NG例)
ビーチサンダル、ショートパンツ、穴の空いたデニム、ミニスカート、レギンスパンツのようなぴったりしたボトムス
最終日は3月11日。タイにいらっしゃる方は、ぜひこの機会にどうぞ。
AoonIRak (อุ่นไอรัก คลายความหนาว)
アクセス:ラマ5世騎馬像前 BTSラチャティーウィーからタクシーで70B程
入り口はワット・ベンチャマボピット側
営業時間:日〜木:10:30AM-9:00PM,金・土:10:30AM=10:00PM
URL:fb.com/AoonIRak/
入場料:無料
会場周辺は無料バスの巡回もあるようです。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。