ボキューズドール ヨーロッパ大会の 舞台裏
故 ポール ボキューズ氏の考案から生まれた国際料理コンテスト Bocuse'Dor (ボキューズドール)ヨーロッパ大会がトリノで開催されました。
©Bocuse d'Or Italy
イタリアは残念ながら、上位には入賞できませんでしたが、キッチン内でシェフを支えた若手料理人が特別賞を受賞しました。
一方、優勝国は、ノルウェー。
・・・ですが、その裏で支えたのはなんと!!!
私も家族ぐるみでおつきあいのある国際料理専門学校教授(イタリア人)の協力があったのです!というのは、トリノ大会の数日前に来伊したノルウェーチーム。イタリアの食材を再確認する意味でも、現地のイタリア人が通う国際料理専門学校に訪問し助言を受け、なんとキッチンでは肩慣らしに料理を作っていました!ありがたいことに私にもお声がかかり飛んでいきました!!!彼らは真剣そのもので目力が強かったのがとても印象的でした。
もちろんイタリアを応援していましたが、大会前に知り合う機会があったノルウェーチームが優勝したことは、嬉しく親近感をもつ大会となりました。
©Bocuse d'Or Italy
イタリアチームについても少し裏話を。
イタリアチームのキャプテンを務めた Martino Ruggieri ( マルティーノ ルッジェーリ)氏は、プーリア州の出身ということから、プーリア州で作られたタコをモチーフにしたオーダーメイドの陶器で大皿料理に挑みました。使い慣れた食材がテーマに挙げられているのでイタリアが有利ではないかと騒がれていましたが、勉強熱心な北欧勢に完敗。
閉会式では、ポールボキューズ氏に捧げるビデオが上映され涙する場面もありました。
本選は、2019年1月下旬にリヨンで開催されます。
アジア大会では見事、日本が優勝したので皆で日本チームを応援しましょう!
食のワールドカップにご興味のある方は是非。
【データ】
Bocuse d'Or
筆者
イタリア特派員
YUCA
イタリア ピエモンテ州 アスティ在住。 フードスタイリストとして活動15年目、アスティにて起業。
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