ジョージア旅の事始め①~ATMの使い方
ここ最近我が国でもジョージア国の注目度が上がっているのを何となく感じていまして、それはこの国に惚れ込んだ僕としても嬉しい限りです。ただジョージアは今でも「日本人の99%が生涯訪れる事の無い国」の一つに数えられると思います。
では何故我が国の皆さんはジョージアを渡航先に選ばないのでしょうか?幾つか理由はあると思いますが、
「そもそもジョージアという国についてあまり知らないし、情報が極端に少ないので、旅のし方が解らないし、トラブルが怖い」
というのも大きな理由ではないかと思います。そこで、日本からトビリシに初めて渡航する方を想定して、役に立ちそうな基礎的情報を幾つか記事にしていきたいと思いました。
まずは通貨について。ジョージア国の通貨単位は「ラリ」です。「1ラリ」は"1ლ"と表記します。「ラリ」のカルトリ語表記" ლარი"の頭文字を取っています。2018年の10/30現在で1ラリは約42円。大雑把に1ラリ=約50円と計算すると値段の目安が付きやすいと思います。
↑金額が表記されたカジノのポスター。この簡略化された「ラリ記号」が良く使用されます。
↑5ラリの紙幣と1ラリのコイン(表/裏)。
補助通貨単位として「テトリ」があります。1ラリ=100テトリ。「1テトリ」は"1თ"と表記します。これもカルトリ語表記の" თეთრი"の頭文字を取っています。
では渡航に当たってジョージアのラリを用意する必要があるのでしょうか?日本でラリの調達は難しいと思います。かといって現地で日本円で両替するのは難しいと思われます。では米ドルを用意するべきなのでしょうか?
まず米ドルですが、もしもの事態に備えて持っているに越した事は無いと思います。実際、現地の両替で日本円はまず使えません。あまり大金を持っていてもトラブルの元なので100ドル単位で必要金額を考えると宜しいかと思います。
ただ、基本は米ドルもラリも必要ありません。空港のATMで現地通貨の引出しが出来るからです。
ジョージアのATMで日本の銀行のキャッシュカードは使えませんのでクレジットカードを用意します。僕の場合、MasterカードとVisaカードを使用していますが、これらはこちらの大手銀行であるThe Bank Of GeorgiaとTBC BankのATMで使用出来ます。この二行のATMは街の至る所にあります。念の為二枚以上カードを作っておくと安心です。
※因みに僕の失敗談ですが、初渡航の時に一ヶ月の海外引出しの限度額を超えてしまいATMが使えなくなりました。正にこの時に備えの米ドルが役に立ちましたが、事前に限度額のチェックは必要です。
では現地のATMはどう利用するのでしょうか?ここではThe Bank Of GeorgiaのATMを例にとって画像を交えながら説明します。
↑The Bank Of GeorgiaのATM。①カード挿入口②紙幣取出口③ナンバーキーです。
↑ナンバーキー。
↑初期画面。カード挿入口にカードを挿入します。
↑解り易く英語表記にしましょう。
↑"Pin Code"は「暗証番号」です。ナンバーキーで番号を入れて"Enter"を押します。
↑「現金引出し」は"Cash Withdrawal"です。
↑"GEL"が「ジョージア・ラリ」です。
↑金額表示が出てきますのでご希望金額を押します。また"Another Amount"で金額指定も出来ます。
↑レシートが必要なら下のボタンを、必要無ければ上を押します。
これで操作終了です。まずカード挿入口からカードが返却され、一呼吸置いて紙幣取出口から紙幣が出てきます。
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。