オスロ冬の大気汚染の時期スタート(私もぜん息になった人)
オスロで毎年恒例となっている冬の大気汚染の時期が始まりました。
27・28日は高い大気汚染度となることが予想されており、地元ではニュースとなり注意喚起がされています(一例 アフテンポステン紙)。
呼吸器系の問題を抱えている人などは、交通量が激しい道路付近などでの活動はできる限り避けたほうがよさそうです。
詳細
オスロ特派員ブログ 別記事
●Yahoo!ニュース 個人
短期間の滞在となる観光客の方に大きな問題はないとされていますが、長期滞在者の方は知っておいて損はない情報です。
今、自分が健康だとしても、小さなお子様、自分や身の回りの人も、急にぜん息になる可能性もあります。
自分も周りの人もぜん息になる可能性がある
わたしも、数年前に、この期間にぜん息を発症した一人。大気汚染のニュースを各メディアで発信しておきながら、その最中に自分がなるとは思っていなかったので、驚きました。
呼吸がうまくできない
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頭に酸素がまわらず、しっかり考えることができないので、仕事や日常生活に支障(かなり落ち込みました)
↓
さらに悪化して、今まで使用していたリップ、香水、洗剤などが使えなくなり、友人などが吸うタバコの煙などにも反応するように
↓
担当医から専門医にまわされ、ぜん息診断され、今でも薬を使っています
周囲にもぜん息を患っている人は多いので、冬の大気汚染問題が、なぜ自治体選挙で議論の焦点になるか納得してしまいました。
オスロでの大気汚染で困ることは、ノルウェー語でしか情報周知がされていないことです。
これまでは、SMSやメールでその日の大気状態がお知らせされていたのですが、今年からは新しい試験プロジェクトが開始。その日の大気汚染は、現地ニュースをチェックしたり、オスロ県など公式HP(ノルウェー語のみ)をわざわざ訪問しないとわからなくなってしまいました。
ノルウェー全国各地の大気状態 Luftkvalitet.no
オスロ県「大気状態のお知らせ」
私はニュースや政治情報をチェックするのが仕事なので、この種類の情報には敏感なのですが、ノルウェー語がまだわからない外国人在住者には、とても損するシステムだなと思います。
呼吸がしにくいと違和感を感じたら、すぐにお医者さんに相談してみてくだい。日本とは違うので、「自分はぜん息かもしれない、スペシャリストに送ってほしい」と自分からアピールすることも重要です(そうしないと、だらだらと時間を無駄にします)。
ちなみに、私がぜん息を一気に悪化させた理由は、気づかない間にぜん息になっていて、同時に風邪+気管支炎になったから。それでも、のほほんとして、大気汚染の日に、そのニュースを書こうと、交通量が多い道路で撮影していたアホです。
吐血して初めて医者に行き、「君、ぜん息持ちじゃない?」と言われるまで、何も自覚していなかった人です(私はぜん息だと信じたくなくて、最初は何回か否定していたりもしていました)。
海外に住んでいる時は、自分の身は自分で守るしかない+ノルウェーでは情報を知らない人ほど、知らずにたくさんの損をします。
子どもたちは特に影響を受けやすいので、オスロの大気汚染のことは、知っておいて損をすることはありません。
Photo&Text: Asaki Abumi
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