No.538パリのメトロ、ストの後はオールナイト運行!
No.536でお知らせしたように、今日9/12夜から9/14朝7時まで、大きなストが予定されているフランス・パリの交通機関RATP(エール・アー・テー・ペーと読みます!)。
RATP社は、地下鉄(メトロ)、バス、路面電車(トラム)、RER近郊列車のA線とB線を運営管理しています。
RATP、9/13のストの規模が大きいわけ
今更ですが、ストの呼びかけは労働組合ごとになされます。同じ会社で働いていても、どの労働組合に属するかで、スト参加・不参加は異なってきます。(もちろん、フランスには、どの労働組合にも属さない会社員も存在します)
従って、たとえストが決行されても、呼び掛けたのが労働組合ひとつだけだったり、大手の労働組合が不参加だったりすると、実際に受ける影響は、それほど大きくなくて済む場合もあるのです。
ところが、今回のものは、RATPの労働組合すべてが参加を呼び掛けています。そのため、交通機関はほぼ麻痺状態となるとみられています。
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昨日フランス時間9/11夕刻のRATP発表によれば、全く不通となる地下鉄路線も複数ある上に、運行するといっても、ラッシュアワーのみごくわずかという路線がほとんど。
スト期間中は、地下鉄・バス・トラム・RERのA線B線の利用は諦めたほうが良さそうです。
代替交通手段のいくつか(シェア・カーや、パーキング、レンタ電気バイクなど)は、RATP社が割引コードを発表していますので、そちらをご利用の方は、コード利用をお忘れなく!
いずれも、詳しくは、RATPのサイト(フランス語)をご覧ください。
簡単な邦訳は私のtwitterでもご覧いただけます。
メトロ6路線トラム3路線が、月1で土曜のオールナイト運行
さて、前置きが長くなりましたが、ここからが今日の本題!です。
夜の地下鉄駅 © Paris Tourist Office - Photographe : David Lefranc
ストとは別に、RATPでは、今月から2020年3月に掛け、試験的に月に一度の土曜日夜の地下鉄(メトロ)と路面電車(トラム)のオールナイト運行を導入します。
対象となるのは、メトロの1・2・5・6・9・14番線。
トラムのT2・T3・T3b線。
ただし、すべての駅ではなく、こちらの地図上の〇で囲まれた75駅のみでの停車予定です。
メトロは平均10分間隔、トラムは20分間隔での運行が予定されています。
これまでも、6/21の音楽祭や、大晦日などは、オールナイト運行がされてきましたが、定期的にオールナイト運行がされるのはこれが初めてです。
予定されている日程は、9月14日、10月19日、11月9日、大晦日、1月18日、2月15日、3月14日の夜です。
この試験運行の結果如何により、毎週土曜日夜のオールナイト運行が実現する可能性もあるそうです。
夜遊び好きな皆さん、オールナイトパリを楽しむなら、この日程でどうぞ!
(冠ゆき)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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