ロンドンのエスニック街で下町クリスマス・マーケット
クロイドン(参照記事)は、普通の大手スーパーでは手に入りにくい大根や日本と同じ品種のカボチャ、オクラ、身がちゃんと白い(イギリスのはオレンジで別物...)サツマイモ、立派な白菜、青梗菜といったアジア食材、冷凍されていない鮮魚を並べた魚屋、ハラル処理された肉屋さん等が並ぶ、国際色豊かなロンドン郊外の町です。
久々にこのクロイドン中心街まで出てみると、市場(参照記事)の通り付近は相変わらず普段通りのマイペースっぷりですが、メインストリートの繁華街の方は当然しっかりクリスマスモード一色でした。
地方版クリスマス・マーケット
ヨーロッパのクリスマス市と言えば、本場ドイツを始め各国各地のクリスマス・マーケットが有名ですが、なんとクロイドンにもいつの間にやら出現していました。
木をベースにしたブースが立ち並び、まるで去年行ったサウスバンク(テムズ河沿いのロンドン都心部)のウインター・マーケットのよう! 出店は、伝統的な砂糖菓子、ファッジ (fudge) からスタートし、バーガー、サンドイッチ屋、クレープにケバブ、パエリアまで。さすが、クロイドンを象徴するようなインターナショナル・フードが集結しています。
各店クリスマス・メニューが豊富
中でも特に目を惹いたのが、トルコのペストリーや菓子、ナッツ類が盛大に陳列された Fresh Baklava という店。私は砂糖や蜂蜜、チョコレートなどでコーティングされたナッツのスナックに目がないのですが、ハニーロースト・ピーナッツやらカシュー、ハニーシナモンなんて味までありました。またこれらをひとまとめにした「ミックスナッツ」まであり、その艶々と光り輝く衣にウットリしてしまいました。クリスマスになると、一斉にこういったナッツ類が普通のスーパーでも並ぶので、こちらの店の商品もクリスマス用にピッタリです。
さらに、通りを突き進むと、メリーゴーラウンドや夕方の暗くなる頃にはさぞかし賑わうであろう屋外テラス付きのカフェバーなどがありました。クリスマスらしく、定番のサングリアのようなイギリスのホットワイン、マルド (mulled) ワイン、ホットチョコレート(ココア)、クリスマス・エールビールまで登場していました。
普段見かけるショッピングアーケード内もこの通り。綺麗におめかしされていました。エスニック街とクリスマスという、そのギャップも面白いクロイドンのクリスマス・マーケット。ちょっとユニークなクリスマスを体験できるかもしれません。
Croydon Christmas Market住所: Barclays Bank 1 N End, Croydon, CR9 1SX辺りからスタート開催時間: 毎日10:00〜18:00期間: 12月15日までURL:https://www.christmasmarkets.com/christmas-markets/croydon-christmas-market/
筆者
イギリス特派員
パーリーメイ
2017年よりロンドン南部で家族と暮らしています。郊外ならではのコスパのよいレストラン、貴族の邸宅、城めぐり、海沿い情報などが得意です。
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