アッペンツェルに雪が降りました
11月に引き続き、曇り空の多い2019年12月のアッペンツェル地方。
マイナス気温が0度の日が続き、「いつ雪は降るんだ?」と毎日天気予報を見ていましたが、なかなか降る気配がありませんでした。
2018年の11月下旬には10cmほど積もって銀世界だったこともあり、今年の冬は暖かいのかな、と思っていた時。
降りました!
おそらく3cmくらい積もっていると思いますが、気温が低いため雪が解けず、銀世界になっています。
![IMG_4153.JPG](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/appenzell/assets_c/2019/12/c3f2bb59ebf58c2824d3094171b865eb995a170c-thumb-730xauto-488538.jpg)
太陽はすっかり隠れて、とにかくグレーのどんよりした空。
![IMG_4155.JPG](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/appenzell/assets_c/2019/12/42788e7cd6724a68f40b4e0317cfcd00a590f21c-thumb-730xauto-488540.jpg)
こんな光さえ「後光が差してる!」とありがたがってしまう始末。
空が暗いと心もどんよりしがちですが、モミの木に積もった雪を見たら気分が上がります。
![IMG_4151.JPG](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/appenzell/assets_c/2019/12/e87cefa7f8c42e54ad10b2851b55766468e08403-thumb-730xauto-488542.jpg)
おもちゃみたい!
助手席からの景色はこんな感じ。
![IMG_4152.JPG](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/appenzell/assets_c/2019/12/68f0f26b1680837fcfc1a03388c1c20542e3d212-thumb-730xauto-488544.jpg)
空が少し明るくなってきてるし、道路には雪が積もってないし、雪景色というほど大雪じゃないし、ちょっとした初冬のワンシーン、と言ったところでしょうか。
雪がさほど積もっておらず、風も吹いておらず、穏やかではあるけれどとにかく寒い!
湿度が低いから、体感気温はさらに低く感じます。
そんな時、よく見かけるのがこれ。
![IMG_4159.JPG](https://static.arukikata.co.jp/pic-images/tokuhain/appenzell/assets_c/2019/12/78724bc1e9be7a3c13731995fefb44a9caa70651-thumb-730xauto-488546.jpg)
鉄製?の中華鍋みたいな器に、薪をじゃんじゃんくべて、火を起こしたものです。
人々がその周りを囲って団欒したり、ホットワインを片手に暖を取りに来たり、憩いの場とでもいいましょうか。
これは直径1mくらいの小さめなタイプですが、大きいものと言ってもせいぜい1.5mくらい。
日本の囲炉裏のように、周りに串に刺した食べ物を焼いたり炙ったり、は見たことがありません。
できるんじゃないか!?と、今は虎視眈々とチャンスを狙っています。
別のタイプだと、四角い柱のような形になっていて、中に薪を入れて火を起こすタイプもあります。
その鉄(?)の切り方が様々で、ただの丸や四角のこともあれば、牛や花や星などを形どったものもあり、デザインを見るだけでも楽しめます。
寒くて暗い空間に、静かに強く燃える炎は少し幻想的。
唯一の心配は、火の粉が木造家屋に飛んで火事にならないのか?ということ。
あまり聞いたことがないので大丈夫なのでしょうか、慣れない私は、火を楽しむと同時にハラハラして、心も体も冷え切ることがありません。
<今回の一言>
最近の気温
最高8度、最低マイナス4度
![](https://static.arukikata.co.jp/data/profile/11000/10006/20221011_150553_2877e200_w320.jpg)
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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