どんなマスクつけてる?オーストリアのマスク事情
各学校の休校や店舗の休業、そして外出規制などの新型コロナウイルス対策措置法を他国より早い段階で実施してきた甲斐あって、オーストリアでは徐々に規制が緩和されることになりました。
いよいよ来週のイースター明けからはまず小規模のお店が、そして5月からはさらなる店舗がそれぞれ徹底的な衛生管理をし、マスク着用を義務付けた上で営業再開可能に。
覆面禁止法によりマスクの着用に関しては出遅れていたオーストリアでも、今月からはスーパーでの着用が義務付けられることになり、ウィーン市内でもマスク姿の人が当たり前になっています。
最近では日本国内でも手に入りにくくなったマスクですが、もともと需要が少なかったオーストリア国内ではさらに価格が高騰。
日本のマスクは立体式や耳にかける部分が調整可能なストラップ式になっていたり、機能性の高い商品が多いですが、ここウィーンでスタンダードなのは、薄いブルーのシンプルなもの。これは病院でも使われています。
そして最近もうひとつよく目にするのが、布マスク。真っ黒なものから絵柄のついたユニークなものまでアレンジし放題で、かつ洗濯後は再利用可能な布製のマスクは、この時期大活躍!
私の義理の父は家族用にそれぞれがリクエストした柄の布でマスクを縫ってくれました。
ちなみにこちらでも立体型のマスクはありますが、町中でつけている人は珍しく、どちらかといえば病院内で患者用に使われています。フィルター付きでウイルスを通さない高級品。
外出規制については今月末まで続くオーストリアで、現在は買い物のためにしか外出することがなくなりましたが、そんな中、周りの人がつけているマスクを観察するのはなかなか面白いです。それでもやっぱり、マスク姿の人を見なくなる日が早く訪れますように。
筆者
オーストリア特派員
雅碧 Léontine
大学卒業後は外務省に勤務した後、ドイツ・オーストリアに拠点を移し始める。現在はウィーンで翻訳業等に勤しみながら、オーストリア人の夫、愛娘たちとアクティブに暮らす。
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