サンフランシスコ”花咲く”ファーマーズマーケット4月
あっという間に4月も終わります。そしてゴールデンウィークも突入。野菜果物は、早春から春爛漫な作物にあふれはじめました。豆類のお花が多くみられ、先月のストーンフルーツのお花はそろそろ果実として見えはじめました。
「ワシントン・ネーブル・オレンジ」試食させてもらったらとにかく甘いのなんのって、びっくりしました。
このオレンジは、未だよく分からない部分もあるようですが、1800年代初めブラジルのリオ・デ・ジャネイロあたりで別品種のオレンジから改良されたたと考えられています。 ブラジルの都市にちなんで「バイーア(Bahia)」としても知られています。1870年にワシントン D.C.(米国農務省)に輸入、繁殖させました。その苗木は、カリフォルニアとフロリダに送られました。
フロリダではうまく繁殖しませんでしたが、南カリフォルニアはどーも理想的な気候だったようでした。果実はとても甘く美味しく、種がなく、皮が簡単に剥ける優れたオレンジで、瞬く間にオレンジ農家の注目を集め、”ワシントン・ネーブルオレンジ”として知られるようになりました。
初めて聞いたワシントン・ネーブル・オレンジお試しください。
まだ路地物には涼しすぎるので、こちらはハウス栽培のエアルームトマト5種類。実は収穫後のトマトは冷蔵庫などの涼しい所でかなり日持ちがするので、おいしいと思ったら少々大量に購入しても大丈夫。野菜のことは農家にきけ!ですね。
先月アプリコット・プラム・アーモンド3種類の木のお花が素晴らしかった農家。1カ月経ちアーモンドが実となって売られていました。産毛のような薄い皮の実は生食可能です。薄くスライスして、サラダに入れたり、私は去年、味噌床に埋めておいて、味噌漬けにしてみましたよ。どの野菜にもたとえようないコリコリ感でした。味自体はあまりないので、これをかじってアーモンドと当てられる人がいるかしらんと思います。
また、生のホースラディッシュって、思うほどツーンとするものではなくて、ツンッくらいからほのかに甘い風味を感じます。硬くて下ろすのがちょっと大変ですが、一度挑戦してみてください。
朝からぐずついた空模様の13日、記憶に残るマーケットでした。悪天候により14:00まで開催なのがなんとお昼で中止となってしまったのです。テントが風であおられ重しごとひっくり返るブースが出たり、危険な状態。急いで買い物した次第。
4月も最後、いよいよゴールデンウィークに突入です。昨今は為替相場の関係で、日本からやってくる方には大変なところではありますが、皆さんせっかく来たのだからとそれぞれに楽しんでいる様子を拝見しております。
嬉しいかぎりです。
ささやかな節約術ですが、もしペットボトルのお水を買ったら、その空ボトルは、市内各所に設置されている無料の給水所でお水を入れてくださいね。
ウォーターボトルって実は結構重い。私は外出の時、凍らせたペットボトルを持ち歩いています。喉が乾いた頃に氷は溶け、飲んだら給水所で補給。うっかりどこかに忘れても残念に重いこともなく(苦笑)
円安の上、物価の高いサンフランシスコで滞在中ささやかな節約で、旅を楽しんでくださいね!
筆者
アメリカ・カリフォルニア州特派員
美丸(Mimaru)
サンフランシスコ在住ビアジャーナリスト。全米のクラフトビール探求の日々、訪問したブルワリー、タップルーム情報は随時投稿。
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