新型肺炎の出口戦略が本格化し始めました
世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスですが、2020年5月10日現在感染者は1048人、死亡者は4人と4月中旬から、新規の感染者がゼロまたはひと桁の日が多く日本風に言えばクラスター対策だけでも十分対応できる状況になっています。
前回、規制の緩和が始まりしたと書きましたが、それが本格化しています。規制そのものは5月21日まで延長されるのですが、緩和される項目が増えました。まず、日本でも学校の再開については大きな議論となっていますが香港は再開日程を定めました。中学3年生~5年生は5月27日から、小学4年生~中学2年生は6月8日、幼稚園K3~小学3年生が6月15日、幼稚園K1・K2は今学期は開園しない。私立学校と国際学校は段階的に5月20日からとなりました。
徐々に再開される学校
公共の場で5人以上集まることは禁止されていましたが9人以上となりました。レストラン規制は(1)テーブルの間は最低1.5m空ける、(2)1テーブル当たり最大4人までとする、(3)客は食事中以外はマスクの着用を義務づける、(4)店は客の体温検査を行わなければならない、(5)店は客に消毒液を提供する......という5つの規制のうち(2)については4人から8人に増えました。
サウナやカラオケ、パーティールームなどは5月21日まで営業停止していますが、バーやゲームセンター、フィットネスジム、映画館、エステ、マッサージ、麻雀などは5月8日から営業再開が可能となっています。バーではライブバンドの演奏やダンスパフォーマンスが禁止され、映画館はマスク着用など細かい規定が定められています。
今回の規定は5月21日までなので、香港の状況が落ち着いたままであれば、さらに緩和が続くと思います。
筆者
香港特派員
武田信晃
新聞社や香港現地邦人紙の記者/編集者を経て、フリーランス・ライターとして活動中。スポーツ、グルメ、エンタメまで幅広くカバーしている。
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