ニースやカンヌが週末ロックダウンに、夜間外出禁止とあわせて制限強化【2月26日〜3月1日と3月5日〜8日】
新型コロナウイルスの感染拡大がより顕著となってきた南仏アルプ・マリティム県では、同県の一部地域で今週と来週の週末(2021年2月26日18:00~3月1日6:00および3月5日18:00~8日6:00)に、外出制限(ロックダウン)が敷かれます。
現在、フランス全国では夜間外出禁止が実施されていますが、アルプ・マリティム県の一部では、この夜間外出禁止に加えて、上記の週末は日中の外出も制限されます。
週末外出制限が適用される県内自治体
今回、週末の外出制限が行われるのは以下のアルプ・マリティム県の以下の地域です。ニースやカンヌといった都市や、エズなどコートダジュール観光で有名な村なども含まれます。
大きな地図はアルプ・マリティム県のウェブサイトからPDFで確認できます。制限の詳細はアルプ・マリティム県のウェブサイトを確認してください。
参照:アルプ・マリティム県庁
フランス・モナコ間の往来制限とPCR検査
アルプ・マリティム県に囲まれるようにして位置する小国・モナコについても、往来に制限がかけられています。
■モナコからフランスへの入国
モナコ居住者がフランスに入国し、滞在が24時間以内であり、アルプ・マリティム県の範囲内である場合は、72時間以内のPCR検査の結果を提示する義務を免除されます。また、モナコ居住者がフランスに入国し滞在が24時間を超える場合、およびアルプ・マリティム県外に出る場合は、72時間以内のPCR検査陰性の結果の提示が必要です。詳しくはモナコ政府のウェブサイトをあわせて確認してください。
■フランスからモナコへの入国
フランスからモナコに入国するすべての者は、72時間以内のPCR検査陰性の結果、および感染していないことの証明を提示する必要があります。日常的に行き来している就労者、生徒、学生、並びにアルプ・マリティム県またはヴァール県の居住者であり、モナコにおける滞在が24時間以内の者は、この措置を例外的に免除されます。また、モナコのホテルに滞在するすべての者は、どこから来たかや滞在期間の長さにかかわらず、72時間以内のPCR検査陰性の結果、および感染していないことの証明を提示しなければなりません。
モナコに入国する場合に必要である、感染していないことの証明のフォーマットは、モナコ政府のウェブサイトからダウンロードできます。
参照:在フランス日本国大使館
筆者
フランス特派員
守隨 亨延
パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。
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