コロナ禍で迎える2度目のイスラム暦の新年ハリラヤ風景
先週にお伝えした状況から一転、マレーシアは2021年5月12日~6月7日まで全土でロックダウンとなってしまいました。
正確には東マレーシア(サラワク州、サバ州)などは若干条件が異なるようです。
いつもお伝えしていますが、マレーシアのロックダウンは「行動制限令(MCO=Movement Control Order)」と呼ばれています。
まさに行動制限となり、移動距離の制限、州を越える場合は通行許可証が必須、基本的に生活必需品などの買い物以外は外出禁止、一部スポーツの禁止などさまざまな制限がかかります。
そして迎えたのがマレーシアのみならずイスラム教の国々では最も大事なイベントのハリラヤ・アイデルフィトリ(Hari Raya Aidilfitri)。
イスラム暦の新年、つまりお正月です。
昨年に引き続き、今年も家族などが集まって盛大に祝うことはできませんでした。
それでも可能な限りお祝いを発信しているのが、いつもこちらでお伝えしているパビリオンKL(Pavilion KL)のデコレーションです。
今年は4月15日~5月23日までとなっています。
マレーシアの文化や装飾などをイメージしたもので、ブカプアサバザール(イフタール=断食後の夜の食事)をイメージした屋台なども出ていました。
マレーシアのナショナルカラーともいえる緑と黄色がふんだんに使われまた熱帯雨林の自然豊かな大地をイメージしたデコレーションでした。
映えるスポットも多いのですが、冒頭でもお伝えしたように残念ながらホリデー前にロックダウンとなってしまいました。
それでもハリラヤの前日に道路脇ではルマン(竹筒で炊いたココナッツミルクのご飯)を売っている屋台を多くみかけて、なんとなく大晦日気分になりました。
(撮影by逗子マリナ)
※写真の無断転載禁止
【データ】
■パビリオンKL(Pavilion KL)
・住所: 168 Jalan Bukit Bintang, 55100 Kuala Lumpur, Malaysia.
・営業時間: 10:00~22:00
筆者
マレーシア特派員
逗子マリナ
2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。
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