湯原温泉街をぶらぶらⅠ ~真庭市(旧湯原町)~
さて、足湯でまったりとしたら温泉街を歩いてみましょう。
いつもは河川敷の駐車場に車を停めるのですが、今回は豪雨で川の水笠が増して河川敷も水没していたので高台にある市営駐車場に車を停めました。
看板には有料と書いていますが、いまは無料でした。
駐車場からすぐ近くの湯山城主の墓へ上がる小径です。城主とは浮田平右衛門といいます。
実はこの小径は城主の墓だけでなく地元の方々のご先祖さまが眠る墓地を通ります。(汗)
私が今回この湯原温泉に来たのは、地球の歩き方の取材だけではなく、お盆のお墓参りも兼ねているのです。
なぜ、ここを案内するかというと、お墓のてっぺんからの景色がすばらしいのです。
案内板には戦国時代(前回の備中高松城の水攻めの少し前です)に備前美作を治める宇喜多軍と、安芸を治める毛利軍の戦いがあったそうです。備中動乱の中での戦いのひとつです。
ここは、真庭市の観光WEBにも載っていないマニアックな場所です。
歴史好き、山城好きな方へはおすすめですす。
この辺りが町のメインストリートになりますが、温泉街の昼間は夜ほどのにぎやかさはありません。
しかもコロナ禍で「県をまたぐ移動はするな」と自粛要請はでているし、今朝方まで豪雨による警報も発令されていたので、いつものお盆よりも閑散としています。
この喫茶さぼてんさんの角を左に曲がり、川沿いを歩きます。
この日は川を流れる音が騒々しく聞こえますが、普段はせせらぎの音にカジカガエルの涼やかな声が聞こえてきて風情のある場所です。
初夏には蛍も飛び交うと聞きます。
川沿いにたたずむ湯原温泉ミュージアムは、1階は多目的ホールでスリッパ卓球や休憩ができます。
スリッパ卓球は30分間500円と入口に書いてありました。やったことないんですが~。
2階は温泉の歴史と野口冬人記念館で有料となります。
ここで、ちょっと気になったのが入口付近の祠のような物体です。
右下には、はんざきオブジェもありました。
なんと、温泉水を持ち帰ることのできるお裾分け御宮だったのです。
いつの間にこんなお宮ができていたのでしょう? ここには、足湯があったと記憶していましたが......。
湯原温泉の泉質は高いアルカリ性で、皮脂や垢を溶かし、角質化した皮膚を乳化させてそぎ落としていくので美肌の湯といわれています。
川の向こう側は、このような廃墟も見られます。かつては最上階に露天風呂のあった眺めのいい旅館(蓬莱屋)だったそうです。
プチホテル湯原リゾートさんの玄関口に「はんざき大明神」が?と思ったら学生さんのアート作品でした。キョロキョロ散策していると町なかにけっこう散らばっています。ほとんど"はんざき"がモデルでした。
このホテルの向かいには、最初に紹介した手湯足湯があります。
この日は残念ながら温泉が空っぽでした。豪雨の影響かな?
ここで提橋を渡り川の向うを歩きます。
目指すのは西の横綱と言われる砂湯ですが、長くなってきたので次回に続きます。
岡山県内は8月27日から緊急事態宣言が再び発令されました。
温泉街の飲食店はほとんど休業となっており、一部テイクアウトが可能な飲食店が開いてます。
緊急事態宣言の対象期間は、8月27日から9月12日までです。緊急事態宣言が終わる12日以降も新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止・延期になったイベントが数多くあります。下記の岡山観光WEBで確認してください。
県内の情報をお届けする特派員ブログで、このような記事を掲載することは誠に心苦しいのですが、今月末までの対策で減少の方向に進むことを願っています。
筆者
岡山特派員
mami
岡山生まれの岡山育ち。岡山市内在住の生粋の「おかやまっ子」です。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。