フィッシュの名前を持つ貝を探しに(ポートリンカーン便り)
こんにちは!
春の足音が近づいて日中は温かくなってきました
今日は釣りのお話です
友人から魚釣りに誘われたので行ってきました
フィッシュの名前の持つ貝があるというのでどんなものなのか興味津々
私そしてはオーストラリアで、初のボートで魚釣りに挑戦です
ボートの停泊場はポートリンカーンから約50km離れたCoffin bay
天気がよい日曜日とあってフィッシングボートがたくさん海に浮かんでいました
真冬の海が冷たいこの南オーストラリア州は、いままさにフィッシングシーズン
でもどんな魚でもとっていいというわけではなく、小さなものは海に放さなければ罰金が科せられます
私が乗ったボートは陸から少しずつ離れていきます
ボートが陸から離れたところで、友人が何やら変な形のするものを海から引き揚げようとしています
私は自分が釣竿を持ったことすら忘れ、友人がつかまえているものに目が釘付けです
見た目は岩のようです
が......これは レーザーフィッシュ(Razorfish)と名前のついている海の生き物
フィッシュと名前がついているのですが、実はこれは、貝類のひとつ
昔は沿岸でとれたそうなのですがいまは数が減って沖に出ないととれないようです
魚にように釣竿などが要らずに気軽にとれたことが激減した理由だと友人が話してくれました
今回は、ボートからとったのでこのような道具を使いましたがもちろん手で採ることもできます
貝を割ってみると、中にはこんな中身が出てきました
一見、ホタテのような感じです
いただいてみると、食感は少しホタテよりも硬めですが味はホタテそのものようです
魚屋さんで見かけることはないので、とても貴重です
南オーストラリアでの、このレーザーフィッシュについては1日でとれる数がひとり25個と決まっています
そして3人以上は、75個まで
ちなみに捕獲できない時期もあるので注意が必要のようです
ボートランプに戻ってくると、餌を待つペリカンがいました
友人にこのレーザーフィッシュをいただいたので、お刺身でいただきました
新鮮な貝は磯の香りが
天気のよい冬空の1日、気持ちのよい海で見学をさせていただきました
筆者
オーストラリア特派員
さくら麻美
南オーストラリア州のアデレード観光ガイドそして留学生の伴走者・フォトグラファーとして活動。
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