やっぱり納得、金管楽器のお店「プライショル」

公開日 : 2022年03月03日
最終更新 :

既に紹介している楽器屋さん「プライショル」。

今回のブログは、ちょっと個人的すぎるかも、と思いつつ、でも素敵なお店なので実体験をたくさん交えてお伝えしたいと思います。(以前はレーゲンスブルクにも音楽関係で長期に滞在されている方がたくさんいらっしゃったのに、今は本当少ないです。音楽天国のドイツ、吹奏楽ファン、音楽を長い生涯にわたって楽しみたい方、是非いらっしゃってください!)

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上の階の手すりにぶら下げられた楽器、みなさんご存知ですか?

これはチューバの一種というか、ヘリコーンと言われる楽器で、立ち姿勢で吹きやすく改良されたチューバ、というイメージの楽器です。なんとこちら19世紀のもので、機械を使って作ったシリーズナンバー2、というものだそうです。そう、とっても歴史的な逸品です。

前回お世話になった経営者の息子さんが対応してくれました。(余談ですが、経営者の身長は199cm、息子さん204cmだそうです)

この人もすごい。自身で楽器の修理などもされるので、若いのに本当に詳しい。

今回の私の訪問目的は単にチューバについてお話を聞きたかったからなのですが、たくさんの時間を割いてとっても丁寧に説明をしてくれました。

チューバが欲しいけれど、何も知らない私。

ネットで調べても分からないことはたくさんあるので、実際に吹いてみたいし、分からないこと、知りたいことを質問をたくさんし、全てに納得いく回答をもらいました。

前回マウスピースを買うにあたり、店長さんにいただいたアドバイスは、私のトランペット技術を上げるきっかけになり、まさに「購入行為=素晴らしい授業」でした。

今回も、同様に、色々勉強させていただきました。いやあ、百聞は一見にしかず、です。

小さなお店ではありますが、洗練された商品が陳列されています。

小売店では値段がイマイチとも思ったのですが、実は「ヨーロッパ最大のインターネットの楽器屋さん、Thomann」の値段を常に確認して値段設定しているのだそうです。トーマンについては、ブログでも紹介しています。こちらからどうぞ。

ということは、これだけしっかりアドバイスが受けられ、かつお値段は同じ。強いて言えば、大きなお店は確かに商品ラインアップが多いのですが、ここプライショルにお目当ての楽器がない場合は、事前にお願いして手配してもらうこともできます。

私も音楽仲間やトランペットの先生かつビッグバンドの指揮者からこのお店を紹介されたのですが、私自身も別の音楽仲間にどんどん紹介しています。

4台並んでいたチューバですが、一つはお買い上げ〜、ということで、棚がちょっとスカスカになりました。

誰が購入したのかしら?

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はい、私です。

かつて中学校の吹奏楽部時代にトロンボーンを吹いていた私ですが、チューバはまた全然違いますね。ただし、チューバの練習は、トランペットにも好影響を与えること、実感済み。そして、私は今ではかなりのチューバファンになってしまいました。

ちなみに、ドイツのメーカーのものを新品で購入しました。我が家にある中古のピアノがもうちょっとで2台くらい買えてしまいそうなお値段です。お金以上に問題なのは、持ち運びと保管場所(苦笑)。金管楽器ファンの方、チューバを始めてみたいけれど、と色々悩んでいる方、是非是非コメントください。

後日談ですが、また3月末にこのお店に行ってきました。今度はトランペットのマウスピースを購入するためです。電話で一応来店したい旨数日前に電話しました。電話口で名前を名乗ったところ、すでに手元には私のデータが出てきたのか、あ、チューバ買った人ですね、と。恐ろしや。

こうこうこう言う理由で、こんな音が出せるマウスピースが、と希望を伝えたのですが、来店すると、オーナーさんが待機されていて、マウスピースを売ってくれないんです。え?売ってくれたいの?商売しないの?と聞くと、1時間近くにかけて、金管楽器の音の出し方についての講義を受けました。それがなっていないと、マウスピースに頼る練習してもいけない、と言うのです。手持ちのマウスピースを一応持参して、こちらの言い分を説明した後のこと。参ったなぁ。

でも、商売勘定を抜きにしてまで、音楽家の身になって話をしてくれるお店って、すごくないですか?

だからこそ、このお店の常連になってしまうのです。(追記 : 2022年4月6日)

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